人気者の幼馴染 (ページ9)

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ﾋﾟｺﾝ

もう家に着きそうだというところで大毅からメールがきた。

EKUBO もう帰ってきた?お前ん家行きたいんやけど

Aまだ帰ってないけどもう少しで着くよ。部屋にいていいよ。

EKUBO わかった!

それをみてちょっとした坂を少し大股に歩いた。

家がみえてきてちょうど大毅が家から出てきたらしい。

重岡『よ！おかえり』

「ただいま、まだ行ってなかったんだ」

重岡『A来たら行こうと思って待ってた』

特に意味はないと思うが、ちょっとドキッとした。

部屋に着いたけど部屋着に着替えたいから大毅には部屋からちょっと出てもらった。

重岡ｶﾞﾁｬ『なぁ、もういい？』

「ちょっ！何勝手にあけてんの！ちょうど終わったからよかったけど」

重岡『すまんすまん笑』

といいながらもあまり反省してる様子がない。

すると、だんだん真面目な顔になってきた。

「どうしたの？」

何となく疲れてたのでベッドに寝転んでスマホを弄りながら聞いた。

重岡『なぁ、A』

「んー？」

重岡『あのカッターなんなん？』

「え？あ、みたの、私もわかんない」

重岡『そうなん、なんかあったら俺にゆうんやで！すぐ！』

「もうそんな心配しないでよー
大丈夫だから」

そんなこと行ったけど嬉しすぎてとてもにやけそうだった。

すぐに何でもいえと私に言ってきた大毅はいつの間にか小瀧くんと一緒にサッカー部に入ったらしい。

だから、ただでさえ学校でひとりぼっちなのだがいつも遊ぶ大毅がいなくなると寂しい。