人気者の幼馴染 (ページ14)

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結局小瀧くんはえーといいながらもＯＫしてくれたらしいし、濵田先生も仕方なくＯＫしてくれた。

迷惑かけたな。

でも、今はそんなことよりまた◯◯さんに空き教室に呼び出されていることが怖い。

(ねぇ！なんで小瀧くんがやることになってんの！？)

「私がやらないんだったら、小瀧くんとやりたいって、大毅が...」

(ふーん。重岡くんが決めたことならいいわ)

案外あっさり許してくれてよかった。

(でも、あんたには罰を受けてもらうわ)

「へ？」

◯◯さんがいいよって言った後に女子5人くらいがこの部屋に入ってきた。

(やって)

すると、その5人は手加減なく殴ったりけったりしてきた。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

休み時間も終わり授業始まりのチャイムがなっているにも関わらずまだつづけている。

「やっ...やめ、て」

顔は避けてくれてるみたいけどほかのところからは痣が結構目立つまでになっていた。

ｶﾞﾗｯ

『なにやっとるん！？』

お兄ちゃんは周りにいる女子をよけて私に駆け寄り私を抱きかかえた。

神山『お前ら、これほかの先生にも言うからな。覚悟しとけよ』

お兄ちゃんは私を抱きかかえたまますぐ近くにあった保健室にはいって私をベッドに寝かせた。

神山『なぁ、どうしたん？』

その声をきいてなんか安心した私はお兄ちゃんに抱きついて気が済むまで泣いた。

お兄ちゃんは私が泣いてる間、何も聞かず優しく背中をさすってくれた。