人気者の幼馴染 (ページ12)

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その日の昼休み、大毅も小瀧くんも違う人と食べてて私は一人で食べていた。

(ねえねえ、神山さんちょっとそこの空き教室に来てくれる？話があるの)

クラスの女子の中心みたいな子が話しかけてきた。

とてもかわいくてよく告られてるのをみるし、最近大毅にやたらと話しかけている。

「あ、う、うんいいよ」

私なんかと友達なってくれるのかなと馬鹿なことを考えていた。

ﾄﾞﾝｯ

すごく笑顔の素敵な子だと思っていたが、ドアを激しく閉めたあと私の方を見てすごく怖い顔になった。

(ねえ、あんたさ重岡くんの何？小瀧くんとも一緒にいてさ)

さっきまであんなこと考えてた自分が馬鹿だと思った。

「大毅とは幼馴染で、小瀧くんとはただの友達だよ」

(は！？なんで重岡くんのこと呼び捨てしてんの！
まあ、いいわ。これからはあの2人に近づかないでね
みんなのものなんだから)

知ってる。

そんなのはずっとわかってることだ。

「わ、わかった...」

(あ。あと文化祭の委員だけど、私がやるから。
重岡くんには私からいうけど、先生には神山さんがいってね悪笑)

「え、でも...(さっさと、はやく先生にいってきて)...うん」

きっとあそこで反論したら、何か言われると思って素直に職員室に向かった。