人気者の幼馴染 (ページ11)

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大毅が隣のクラスの子を振ってから何日か経った日から小瀧くんがよく話しかけてくるようになった。

小瀧『もうちょっとで文化祭なんやなぁ
Aちゃんはなにやりたい？』

文化祭が近い私たちは次の時間に文化祭の委員や何をやるかを決める。

「私はなんでもいいかな
小瀧くんはなんかやりたいの？」

小瀧『俺はメイド喫茶！ベタやけど笑
Aちゃんのメイド姿みたいし』

「え！や、ほかの女の子たちは似合うと思うけど、私メイドとか似合わないよ」

小瀧『大丈夫やって！絶対似合う！』

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

文化祭決めの時間が始まった。

最初に委員決めだが、だれもやりたがらなくってなかなか進まない。

重岡『なぁ、俺とやらへん？』(小声)

「え！こんな前にでるのやだよ」(小声)

重岡『大丈夫やって、Aはおるだけでええから』

な？っていわれてもそんなことやりたくない。

重岡『俺らやりまぁす』

いつの間にかうでを捕まれ一緒にてをあげさせられた。

「え！(小声)ちょっとなにしてんの！」

濵田『おー、重岡と神山かぁ
じゃあ、前に出て進めてくれぇ』

大毅はすっごい意地悪な笑みをうかべて私の腕を引っ張り前に連れられた。

重岡『俺やるから、Aは黒板に決めたこと書いて』

そうはいわれても人見知りで人前に出るのが苦手な私に出来るわけがない。

そんなこと考えてる間にいろいろ決まってしまうので、必死に黒板に書いていく。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

重岡『じゃあ、1cはメイド喫茶で決まり！』

さっき小瀧くんが言ってたメイド喫茶にホントになってしまった。

少し小瀧くんの方をみると、微笑んでピースしていた。

濵田『2人ともありがとうな
あー申し訳ないんやけど、2人はまだ仕事あるから今日の放課後残ってな』

濵田先生がそういったあと女子たちが重岡くんと一緒に残れるんなら一緒に委員やればよかったといって少し睨まれた気がした。