元カレ(工藤新一)は私をフっていなくなった

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あからさまな態度を取られたことはない


よく話しかけてくれたし、ミスしたら真っ先にかけつけカバーしてくれる


完璧なイケメンだ




けど時折見せる私を見つめる目は光をともしていなかった

私はあの目付きは憎くて仕方がないときのものだと知っている



安室「興味ありますよ

ある意味」


A「ある意味？」




安室「僕はある人物について今調べているんです
もちろん探偵として

そして見つけてしまったんです
その人物があなたと繋がりがあることを」



そこまでいうと私のアパートの前で車を停めた





A「あの、、繋がりって」




安室「僕は情報を安売りしません

知りたいなら僕に協力してくれませんか」





この人汚い


もし、その人が私の大切な人なら


軽々しく情報を漏らす訳にはいかない



でもその人物を助けるために情報を集めているのかもしれない




どうするべき……



A「あの、その人は良い人なんですか
悪い人なんですか」




安室「さぁ、」



彼の顔からは何も読み取れなかった



安室さんは信用している人ではある


でも能ある鷹は爪を隠すというように


彼にも裏の顔はあるなとは確信している


まあ、残念なことに私には彼の裏を暴く力も勇気もないので、リスクが少ない選択をするしかないんだけどね




A「できる範囲であれば協力します」




仕方ない

今度毛利探偵に相談してみよう





安室「では後日連絡しますね」



そう言って連絡先を交換した








ほんと今日は憂鬱な日だ

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