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ざわざわと、客席から聞こえる声がやけに耳に入る。
8月22日、ジェミンと一緒に公開された私のデビューティザーは良くも悪くも…と言うかどちらかと言うと悪い方で大きく話題になった。
もちろんいままでにない試みだから、そんなのは付き物だと思うけど、どうしても気になって開いたSNSは、私を否定する言葉ばかりで、思わず咄嗟に画面を閉じた。
これからデビューステージに立つと言うのに、わくわくどころか恐怖さえ覚えるのは、きっと私が異質な存在だからなんだろう。
指先が冷たくなって、震え始めるのを感じた。どうにか抑えよう、隠そうと手を握ろうとしたその時、
「A、大丈夫だから」
なんて言葉と共に暖かい温もりが私の氷のように冷えた指先を包んだ。
「マーク…」
「Aのこと、要らないなんて俺たちが言わせないよ。だからA、俺たちのために、歌って、踊って？楽しいステージにしよう。」
出会った時は同じくらいだった背は、少しずつ差が開いてきて、マークはドリームのリーダーを任されてから確実に逞しくなった。
同い年なのに、心配かけてばかりの自分が申し訳なくて、唇を噛み締める。
「ヌナ、大丈夫。僕たちもいるよ」
そう言って、もう片方の手を取ってくれたジェノ。
「ヌナ…じゃなくて、ジウヒョン、大丈夫。絶対うまくいくから。ね？」
そう言って微笑んでくれるジェミン。
「僕も力になる！」
なんて笑顔でジェノの手ごと私の手をにぎるチョンロ。
「大丈夫。俺が保証する。」
なんて、根拠もないのに逞しく私の背中を叩いてくれるロンジュン。
「頼りないかもしれないですけど、僕もいますから、」
なんて寄り添ってくれるチソン。
「ヌナ、絶対大丈夫。俺たち7人がついてれば怖いものなしでしょ？」
なんて、私の頬を挟んでにや、と笑うヘチャン。
「うん、ありがとう」
いつの間にか手の震えは収まって、次第に体に血が巡ってくみたいに暖かくなる。
「絶対成功させよう、
Yo!dream!」
「「「「「「「「쩔어! 주자! 파이팅!!」」」」」」」」
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ゆいか(プロフ) - Lizzさん» 訂正させていただきました、ご指摘くださりありがとうございました！ (2022年3月3日 22時) (
レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
Lizz - 細かいことですみません、プロフィールの名前のハングルがジウじゃなくてジンウになってます (2022年3月3日 22時) (レス) @page2 id: be82a3e2f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいか
| 作成日時：2022年3月2日 22時
