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握りしめたスマートフォンから、ベッキョンオッパに連絡する。オッパ今平気ですか？なんてメッセージを送れば、すぐに電話がかかってきた。
「オッパ」
「えぎや、終わったの？」
「オッパが私を推薦してくれたって？ほんとですか？」
「えーい、もうバレたの？」
「なんで私のこと知って…それに推薦まで…」
「…前にたまたま練習生の使うフロアを通りかかった時、ちょうどAが練習してて、それで歌声聞いて、びっくりしたの。
なんか、俺その時ちょうどなんかスランプみたいで色々上手くいってなかったから、Aの歌聞いて、冗談じゃなくて本当に感動したんだ、
それでずっと覚えてた。OSTの歌手が決まらないって時、真っ先に思いついて、イスマン先生に連絡したよ」
「そうだったんですね…ありがとうございますオッパ、こんな機会をいただけて本当に感謝してます」
「だからそんなに固くなくっていいって！俺まだスケジュールあるから会いには行けないけど、気をつけて帰りなよ？うん？」
「うん、ありがとうオッパ」
そう言って電話を切る。
まさか知らない間にベッキョンオッパが私の歌を聞いていたなんて知らなくて、いまだに少し信じられない。
「A？もう出れる？」
社員の方が私に声をかける。
宿舎まで車で送ってくれるそうなので、私は急いで荷物をまとめた。
「はい！もういけます、お待たせしてすみません」
そう言って、もう一度スタッフの方たちに挨拶をしてレコーディングルームを出た。
帰りの車の中で、
音源聞いたよ。今までで1番良かった。よくやったね、お疲れ様A
なんてベッキョンオッパからメッセージが来て、私は外の風景を見つめながら、少し泣きそうになった。
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ゆいか(プロフ) - Lizzさん» 訂正させていただきました、ご指摘くださりありがとうございました！ (2022年3月3日 22時) (
レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
Lizz - 細かいことですみません、プロフィールの名前のハングルがジウじゃなくてジンウになってます (2022年3月3日 22時) (レス) @page2 id: be82a3e2f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいか
| 作成日時：2022年3月2日 22時
