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SMルーキーズ。プレデビューチーム。
社員の方が言っていた言葉が頭の中でぐるぐると回る。
テヨンさんとジェノがいなくなったレッスンルームは、その話で持ちきりで。
急に現実味を帯びたデビューという4文字に、みんな浮き足立っている。
「A？大丈夫？」
隣にいたマークが声をかけてきた。
「ジェノとテヨンさん、すごいね」
「俺たちもいつかルーキーズとして出してもらえたらいいね！」
そうやって明るく笑うマーク。
「、そうだね」
デビューが近づく。その中で漠然とした不安があった。
練習生期間の長いジャニさんと親しくなってきいたこと。それは私が前例のない存在であることだった。
「女の子が男子の練習に混ざるなんて聞いたことないなぁ」
その言葉はなんだかわたしにすごく刺さった。もちろんジャニさんに悪気も何もないし、むしろ逆にすごいことだ、とまで言ってくれたけど、
果たして私は本当にデビューできるのだろうか、
ソロでもいいなんて言ったけど、ソロでデビューするなんて相当な才能がないとできないことだ。ボア先輩は日本でも韓国でも活躍してらっしゃるけど、私なんかがボア先輩に及ぶわけもない。
じゃあガールズグループでデビュー？こんな風に男子に混ざって練習しておいて？また女子の方に戻るのか？少しずつ男子の方のダンスにも慣れて、ボーカルも低い声を出すために努力してるのに、また？それではこっちにきた意味がない。
じゃあなんで、私は今ここにいるんだろう。
私が韓国に来た1年前から、少しはデビューに近づけているのだろうか。
次の公開メンバーは誰だ、なんて盛り上がっている皆を横目に、私は1人で、暗闇に包まれた様な気分だった。
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ゆいか(プロフ) - Lizzさん» 訂正させていただきました、ご指摘くださりありがとうございました！ (2022年3月3日 22時) (
レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
Lizz - 細かいことですみません、プロフィールの名前のハングルがジウじゃなくてジンウになってます (2022年3月3日 22時) (レス) @page2 id: be82a3e2f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいか
| 作成日時：2022年3月2日 22時
