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今日初めて喋ったのに、マークはなんだか話しやすくて、笑顔はすごくあたたかい。
「…おれAのこと前から知ってたよ」
2人でレッスンルームの端に座って一息ついていると、マークがそう話し始めた。
「え、なんで、」
「だって入ってきた時から、めっちゃきれいで可愛い子がきたって…あ、いやこれはみんなが！
…いや、俺が思ってないわけじゃなくて、その！俺もめちゃくちゃきれいだと思って…いや！違くて！…違くないんだけど！！」
そう言ってマークは唸りながら頭を抱え始めた。腕の間から覗く耳は薄っすらと赤くなっていて、なんだか可愛い。
思わずこぼれた笑みに、
マークがこちらをじと、とみて
「…なんで笑ってるの」
そう呟く。
「ふふ、マークかわいいから」
そう言って笑うと、マークは目を見開いたあと、またうずくまってしまった。
「なーにイチャイチャしてるの！！マクヒョン！！！」
そう言ってこちらに駆けてきたのは、ドンヒョク。
レッスン前に圧倒的なコミュニケーション能力で、私の話を聞き出して、「ヌナって呼んでいい？♡」なんて聞いてくるものだから、こっちにきて友達と呼べる存在なんて殆どいなかった私は、ころっと落ちてしまったのだ。
「マクヒョンはピュアだから！からかったらだめだよヌナ」
「からかってないのに…」
「ヌナは美人だから！笑うだけでもマクヒョンは照れちゃうの！」
そうドンヒョクが言うと、マークは顔はそのままに、ゆっくりとドンヒョクの方に手を伸ばして、脇腹をつねってた。
「ドンヒョクは口がうまいね」
「本当のことだよ！！まじでヌナ美人だもん！俺がみた中で1番！！」
そう言ってにこにこするドンヒョクは、嘘を言っているように見えなくて、…私がそう思いたいだけかもだけど、あまりにも可愛らしくて、
ふわふわの髪の毛をゆっくりと撫でた。
するとドンヒョクは目をきょろきょろ、と動かした後、下を向いてしまった。
「ドンヒョク、？」
そう呼ぶと、
「ヌナずるい！！天然タラシ！！」
なんて言いながら上げた顔は、さっきよりも赤みがかっていて、やっぱりかわいくて、笑ってしまった。
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ゆいか(プロフ) - Lizzさん» 訂正させていただきました、ご指摘くださりありがとうございました！ (2022年3月3日 22時) (
レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
Lizz - 細かいことですみません、プロフィールの名前のハングルがジウじゃなくてジンウになってます (2022年3月3日 22時) (レス) @page2 id: be82a3e2f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいか
| 作成日時：2022年3月2日 22時
