検索窓
今日:35 hit、昨日:41 hit、合計:197,938 hit

午前1時 ページ23

.









「クプス、遅かったじゃん」







時計の針が午前1時を少し過ぎた頃、宿舎に帰るとリビングにはジョンハンがいた。






「なんでいんの、」




ジョンハンの部屋は上の階だ。しかもこんな時間にリビングにいるなんて、想像もしていなかった。

思わず低い声が出てしまった。


ポーカーフェイス、ポーカーフェイス、と心の中で必死に唱える。






「なんだよ、いたら悪いのかよ〜


ミンギュが夜食作るって言うから付き合ってやろうと思って」




なんて椅子にもたれながら言うジョンハン。




「…そのミンギュは?」




「なんか材料足りなかったらしくてコンビニに走ってる」



「あっそ、」





「で?そっちは?誰にも連絡よこさずこんな時間に帰るなんて珍しいじゃん」




…あの話の流れのまま部屋に戻ろうと思ったけど、そうはいかないらしい。



「たまたま知り合いにあったから飯食ってたら遅くなった」




「ふーん、地元の知り合い?」




「まぁ、そんなとこ」





と適当に答えてリビングを去る。




あいつは下手に勘がいいし、なんだか見透かされている気分になる。






自分の部屋に入ってドアを閉めてから、ようやく安心して息を吸えた。

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (241 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1357人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , NCT   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆいか | 作成日時:2023年11月26日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。