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俺らも騙されたくらいだ。本人が本人を装っているんだ。よっぽどのことがなければバレることなんてないだろう。そして何より、Aの記憶喪失を知っているのは代表とマネージャー陣とメンバーだけだ。わかるはずもない。
でもいいのか、こんな風にA1人に重圧がかかってしまって、
毎日寝る間も惜しんで“A“に成り切ろうとしたら、？
漠然とした不安が俺の心を覆う。
3日間かけて、慎重に考えて少しでも先延ばしにしようとしていたことを、神様に見透かされたみたいに、選択は目前に迫っていた。
「お願いします、わたし、SEVENTEENでいたいんです。」
そう言われてしまえば、俺にAを止めることなんてできなかった。
「…わかった、」
「おいクプス、」
「代表にもそう伝えるよ、ただ、約束してほしい。」
「…はい、」
「どんな時でも、1人になるな。絶対に俺たちの目の届くところにいて、必ず誰かと行動してほしい。
…そして絶対、無理はするな。13人もメンバーがいるんだ。しんどくなったら、誰でもいいから頼れ」
Aは俺をじっと見つめてから、ひとつ、頷いた。
「わかりました、約束します。」
「いいの、？ヒョン…、」
ドギョムの不安そうな目がこちらを見やる。
「大丈夫だ。Aにもきっと、考えと覚悟があってのことだろうから。
…俺は今から会社に行って代表に伝えてくるから、全員揃ったらまた話そう」
部屋の中にいる6人の顔を見渡して、Aの頭を撫でてから、俺は部屋を出た。
愛しい妹の願いだ。叶えないわけにはいかない。全力で、支えてやるんだ。
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ゆいか(プロフ) - ぴょんさん» ぴょんさま、コメント下さりありがとございます！思い出した…と思いきや、でした、笑まだ記憶を戻すには少し時間がかかりそうですので、暖かく見守っていただけたら嬉しいです笑こちらこそ読んでくださってありがとうございます♡ (2022年10月7日 0時) (
レス) @page44 id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - えー！！記憶思い出した！？！！面白いです！！更新ありがとうございます！！ (2022年9月29日 23時) (レス) @page39 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか(プロフ) - なのこ5546さん» なのこさま、コメントくださりありがとうございます！すごく嬉しいお言葉ばかりで…大変励みになります、ありがとうございます（ ; ; ）これからも不定期にはなりますが更新頑張りますので是非また読みにいらしてください♡ (2022年9月23日 0時) (レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - コメント失礼します🙇♀️小説とっても面白いです！！紅一点がたくさんある中、主人公の記憶がなくなる設定はなかなか無いのでワクワクしながら読んでしまいました。更新楽しみにしておりますこれからも頑張って下さいっ！！ (2022年9月16日 12時) (レス) @page29 id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいか
| 作成日時：2022年8月23日 1時
