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エスクプスと決断 ページ43

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「…A、?」



「ハニオッパやジフナまで、どうしたの?」



なんてベッドから立ち上がってそう言うAは、前までのAなのに、その瞳は光を映すことはない。



「A、お前、思い出してないよな、」


ホシの一言に、部屋に静寂が訪れた。





「…スニョア、どうしたの怖い顔して、」


「A、何年お前といると思ってんだ。


舐めんなよ」



ホシが真剣な眼差しでAを見つめる。




「…やっぱり、皆さんを騙すのは無理でしたね、」


Aはそう言って、眉を下げて笑った。



「な、…ったく、心臓止まるかと思ったぞ、」



「ごめんなさいエスクプスさん、

…でもちょっとは騙されてくれたってことですよね、?」


「…やっていいことと悪いことが、」


「ふざけてなんてません、わたし。


うまくやれてましたよね、皆さんをちょっとでも騙せるくらい、記憶が戻ったと思わせるくらい、」


俺の言葉を遮るように言ったAは真剣な顔で、真っ直ぐに俺を見据えた。

そこで少し、嫌な予感がした。
俺たちは許さなかっただろうけど、きっとこんな風に、思い出したように装えるタイミングは何度もあったはずだ。それなのになぜ、いま、俺たちがAの活動について話し合っている今、示し合わせたように、こんな行動を取ったのか。





「わたし、完璧にやってみせます。


…だから、私をグループの活動に戻してください」



そしてAの口から出たその言葉に、全ての納得がいった。





あぁ、Aは聞いてしまったんだ。夜中に俺とジョンハンとジョシュアが話しているのを。


途中で聞こえた足音の正体は、Aだった。

そして俺たちの話し合っている内容を聞いて、こんなにはっきりと隈ができるくらい、おそらく一睡もせずに自分の今までの言動を頭に叩き込んでいたんだろう。

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設定タグ:seventeen , SEVENTEEN , セブチ   
作品ジャンル:恋愛
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ゆいか(プロフ) - ぴょんさん» ぴょんさま、コメント下さりありがとございます!思い出した…と思いきや、でした、笑まだ記憶を戻すには少し時間がかかりそうですので、暖かく見守っていただけたら嬉しいです笑こちらこそ読んでくださってありがとうございます♡ (2022年10月7日 0時) (レス) @page44 id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - えー!!記憶思い出した!?!!面白いです!!更新ありがとうございます!! (2022年9月29日 23時) (レス) @page39 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか(プロフ) - なのこ5546さん» なのこさま、コメントくださりありがとうございます!すごく嬉しいお言葉ばかりで…大変励みになります、ありがとうございます( ; ; )これからも不定期にはなりますが更新頑張りますので是非また読みにいらしてください♡ (2022年9月23日 0時) (レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - コメント失礼します🙇‍♀️小説とっても面白いです!!紅一点がたくさんある中、主人公の記憶がなくなる設定はなかなか無いのでワクワクしながら読んでしまいました。更新楽しみにしておりますこれからも頑張って下さいっ!! (2022年9月16日 12時) (レス) @page29 id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいか | 作成日時:2022年8月23日 1時

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