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2人で温かい出汁を飲んで、一息ついてソウルの街並みを眺めた。まるで縁側でお茶を飲む老夫婦みたいだと思ったけど、そんな空気感も嫌じゃなかった。
『ディノ、わたしね、お部屋やお家みたいにね、頭の中や心にも換気が必要だなって思うの』
『ずっとずっとおんなじことばかり考えて行き詰まっちゃう時は、きっと頭の中とか、心が澱んじゃってるんだよ。だからそう言う時は、思い切ってそのことを一旦忘れて、リセットするの。
新鮮な空気が入ってきたら、もっと新しいアイディアが浮かぶかもしれないし、今まで見えてなかったものに気付けるかもしれないでしょ？
だから今日は、ディノの頭の中と心を換気！
ちょっとは気分転換になった？』
ヌナは優しく微笑みながらそう言った。
『…うん、ありがとうヌナ。
きっとあのまま練習室に居るよりも、何倍も楽しくて、何倍も意味のある時間だったと思う』
ヌナは僕の言葉を聞いて、至極嬉しそうに笑った。
『…ねぇヌナ、一個お願いがあるんだけど』
『ん？なに？』
『あのさ…』
数十分後、僕らは南山を降りた。
この時から、ヌナと2人で掛けたハートの南京錠の写真は、僕のお守りがわりになった。
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ゆいか(プロフ) - ぴょんさん» ぴょんさま、コメント下さりありがとございます！思い出した…と思いきや、でした、笑まだ記憶を戻すには少し時間がかかりそうですので、暖かく見守っていただけたら嬉しいです笑こちらこそ読んでくださってありがとうございます♡ (2022年10月7日 0時) (
レス) @page44 id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - えー！！記憶思い出した！？！！面白いです！！更新ありがとうございます！！ (2022年9月29日 23時) (レス) @page39 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか(プロフ) - なのこ5546さん» なのこさま、コメントくださりありがとうございます！すごく嬉しいお言葉ばかりで…大変励みになります、ありがとうございます（ ; ; ）これからも不定期にはなりますが更新頑張りますので是非また読みにいらしてください♡ (2022年9月23日 0時) (レス) id: ebc0952f7b (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - コメント失礼します🙇♀️小説とっても面白いです！！紅一点がたくさんある中、主人公の記憶がなくなる設定はなかなか無いのでワクワクしながら読んでしまいました。更新楽しみにしておりますこれからも頑張って下さいっ！！ (2022年9月16日 12時) (レス) @page29 id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいか
| 作成日時：2022年8月23日 1時
