Twin EARTH～心をむすぶ～ (ページ31)

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ドクター「よくここにいるって分かったね」

ギーク「シーネに聞いて」

ドクター「そっか」

コマンダー「もう用事は済んだから戻るところだ」

バレット「いやいや。済んだ、じゃなくて俺達にもさせてよ。祈り」

コマンダー「別にお前達がする必要は…」

ソニック「ある。俺達は日々モンスターと戦っている。無関係ではないだろ」

SHINOBI「ソニックハンターの言うとおりだよ」

ラピット「まあ、シャインアース出身の俺達が祈りを捧げても喜びはしないかもしれないけどな」

ドクター「そんな事ないよ。有難う」

ファル「それにしても水くさいよな。俺達にも教えてくれれば良かったのに」

コマンダー「そうなのか？それだったら、ごめん」

ファル「いや。素直に謝られても……」

スコープがフッと笑うとすぐに顔を引き締めて墓石の前に立った。

コマンダーとドクターが見守る中、共同の墓石に向かってスコープ達は祈りを捧げた。

祈りを終えたせんせーションズが帰ろうとすると親子と思われる2人と鉢合わせた。

年配の方は4.50歳ぐらいで若い方は20歳前後といったところだろうか。

せんせーションズを見るなり、青年が目を吊り上げて睨んできた。

青年「よくもこんな所に平気な顔してこれたよな」

青年の視線は明らかにコマンダーを指している。

父「よさないか。こんなところで」

青年「何言ってるんだよ。父さん。こいつがシャインアースなんかに行ってたから、俺達はモンスターに襲われた。こいつが裏切ったから母さんと姉さんは死んだんだ」

親子は2人がシャインアースに行った理由を知らされていない。

よって、怒るのも無理はないが……。

ソニック「待てよ。それは誤か……」

誤解を解こうとしたソニックハンターの腕をドクターが掴む。

ソニック「ドクター！？」

ドクター「シッ。黙って」

ソニック「何でだよ。2人は裏切ったわけじゃないだろ」

ドクター「そうだけど、今は堪えて」

青年「俺達を裏切って、やっと帰ってきたかと思ったら、今度はシャインアースの奴等と仲良くしてさ。何処まで俺達をがっかりさせるんだよ！お前はグロウアースの戦士だろ！戦士だったら守れよ！」

コマンダー「ごめん」

青年「何がごめんだ！」

青年の口から次々とコマンダーを責める言葉が飛び出る。

だがコマンダーは何も言い返さずに黙って聞いていた。

ソニック(何で何も言い返さないんだよ)

ソニックハンターは怒りを感じた。