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ソニック「治らないのにヒーリング線は何で当ててるんだ?」

ドクター「ヒーリング線を当てると1ヵ月程痛みが出てこないんだって」

ファル「治す方法はないのか?毒消しを使うとか」

ドクター「普通の毒消しは効かない」

ギーク「普通の…ということは普通じゃない毒消しなら効く。と」

ドクター「まあ、普通じゃないのなら……」

ラピット「それは一体何だ!」

SHINOBI「何処にあるの!」

ラピットファイヤーとSHINOBIがドクターの前まで身を乗り出す。

勢いに圧倒されながらもドクターは答えた。





ドクター「薬草は亀が進化したモンスターの甲羅にある」

バレット「それなら、甲羅の上に乗って採ればいいんじゃないか?」

ドクター「それは無理。甲羅って言ってもただの甲羅じゃなくてトゲがあるんだ。だから、甲羅に乗ったら刺さる」

ソニック「トゲを先に攻撃するのは?」

ドクター「出来なくはないけど固いから時間かかるかも」

SHINOBI「じゃあ、弱点を攻めるのは?」

ドクター「モンスターの弱点は腹部だね」

スコープ「腹部なら、転がしてから攻撃だが、果たして巨大な体を転がす事が出来るのか」

ドクター「それなら大丈夫。側腹部を攻撃するとモンスターは仰向けに転がって腹部を見せる。そこを攻撃すれば一発」

ファル「何だ。簡単じゃないか」

ギーク「待って。仰向けに転がったら、甲羅にある薬草はどうなる?」

コマンダー「転がる時は勢い良く仰向けになるから、トゲが地面に突き刺さって薬草は潰れるだろうな」

ラピット「なるほど。難しいな………ん?いやに詳しいな」

コマンダー「まあ、薬草のない同じ種類のモンスターを倒した事があるから」







数時間前の会話を思い出しながら、せんせーションズは問題のモンスターが生息する場所に転送した。

そこで一同は唖然とする。

スコープ「コマンダー」

コマンダー「何だ?」

スコープ「戦ったことがあるならこの状況も教えて欲しかった」

スコープの意見に同意する全員が大きく頷いた。





ドクター『あっ。言い忘れたけど亀のモンスターがいっぱいいるから。その辺、亀の生息地だったんだよね』





ラピット「そんな大事な事は早く言ってくれ」

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作者名:hina7 | 作成日時:2021年10月20日 18時

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