EARTH〜息をつなぐ〜

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現場に着いた6人は少し離れた場所から工場の様子を見ていた。

スコープ「あれか」

バレット「あれだね」

SHINOBI「人の気配ないね」

ソソニック「あぁ、工場の中にもGSが反応しないな」

ファル「じゃあ…行っちゃう？」

ラピット「行くか」

全員が頷き、足早に中に入った。

中は思ったよりも広く、今は使われていない古びた機械が幾つも並べられていた。





し…んと静まりかえっている。

ソニックハンターがもう一度GSで辺りを確認する。

ソニック「この部屋には何もないな」

ラピット「それで、この奥が例の不明な所か」

6人が入ってきた入口とは反対側、閉じられたシャッターを見る。

ソニック「やっぱり、何も映らないな」

ラピット「仕方ない。分からないものは分からないんだ。壁をぶち破ってしまえ」

ラピッドファイヤーは武器を転送するとレーザーファントムガンを構えた。

スコープ「だな」

バレット「しかないね」

スコープとバレットもそれぞれスティンガーライフル、パワードブラスターを転送し構える。

SHINOBI「ちょっと待って！何があるか分からないのにいきなり！」

慌てて制止したが3人は構わず銃を乱射した。

SHINOBIはやってしまったと苦い顔をする。

ファル「あいつらに言っても無駄だって。俺も武器が銃だったら同じ事してた」

ソニック「まっ、なんとかなるだろ」

シャッターを攻撃している後ろでソニックハンターとファルコンJrが呑気に会話を楽しんでいた。

攻撃されていたシャッターに大量の穴があき、少しずつシャッターが壊れていく。

やがてシャッターは完全に破壊されて、向こう側の部屋と繋がった。



刹那。



1つの弾丸がラピッドファイヤーの肩を掠めた。

ラピット「くっ？！」

SHINOBI「ラピッドファイヤー！？」

それが合図かのように連続した弾丸が突如として6人を襲い始めた。

スコープ「全員、物影に隠れるんだ！」

それぞれが機械の影に隠れる。

ソニックハンターがGSで状況を確認する。

が、やはりGSには何も映らなかった。

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