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ラピット「スコープ?」
スコープ「俺は銃でお前に負けた。お前は俺よりも腕がいい。お前がやればいい」
コマンダー「同じセリフをさっき聞いたな」
スコープ「え?」
バレットが思わず吹き出す。
さっきと変わらない表情でコマンダーは同じセリフを返した。
コマンダー「お前と勝負したのは短距離だ。お前は本来、長距離が得意だろう」
スコープ「!!」
コマンダー「長距離ならお前の方が確実だ」
バレット「そうだよ。100mの的も逃さない正確な狙撃手、それがスコープじゃないか」
ソニック「そうだな。スコープの武器は長距離にあったものだ」
ラピット「ここがスコープの見せ場だ」
スコープは過去、訓練後にギークに言われた事を思い出していた。
ギーク『スコープの美点は100%の狙撃だけれど、それはスコープ自身が静止して敵を狙うことにある。逆に言えば、スコープが動けば動くほど命中率は下がっていく。たとえ、下がる率がたったの数%でもね。戦場にとってはそれは弱点になる』
スコープは笑った。
(俺は何をいじけてたんだ。何でも出来るコマンダーに自分の居場所を取られると焦り、勝手に勝負を挑んで負けて落ち込んで。自分が銃を打つときの美点と弱点を忘れていたなんて)
コマンダー「お前なら出来るだろう?」
スコープ「ああ、簡単だ」
ニヤリと笑ったスコープの表情に迷いはなかった。
どんどんと離れていくヘリをスコープは捕らえる。
プロペラの軸に焦点を合わせるとスコープは引き金を引いた。
スコープの攻撃が一直線にヘリへと向かっていく。
弾はプロペラと本体を2つにし、海に落ちていった。
それを眺めるスコープにバレットが話し掛けた。
バレット「すっきりした顔だな」
スコープ「お前もな」
バレット「うん。今回の事でコマンダーの事が少しわかった」
スコープ「ああ、俺もだ」
バレット「結局、コマンダーはミッション成功の事しか見えてない」
スコープ「要するにミッションバカだ」
バレット「でも、俺達を人として見てくれてる」
スコープ「仲間としてな」
ソニック「そう言えばコマンダーが同じセリフを聞いたって何の事だったの?」
バレット「ああ、それ?」
コマンダーと地下に閉じ込められた時の事を思い出し、バレットはくすくす笑った。
ラピット「なんだよ。1人で笑って」
バレット「ああ、それはね」
バレットは青い空を見上げながら、愚かだった自分の思いについて話した。
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hina7(プロフ) - ドロシーさん» 心配かけてすみません。ネタバレになるので言われませんが理由はありますよ (2017年5月2日 23時) (レス) id: 458abac2e5 (このIDを非表示/違反報告)
ドロシー - 薮ちゃんが山田君に負けた!?てっきり薮ちゃんが勝つのかと思いました (2017年5月2日 18時) (レス) id: d8c50b3d46 (このIDを非表示/違反報告)
hina7(プロフ) - ドロシーさん» 楽しみにしてくださったのに中身を省略してすみません。懲りずにこれからもよろしくお願いします (2017年5月2日 17時) (レス) id: 458abac2e5 (このIDを非表示/違反報告)
ドロシー - まさかのつぎは薮ちゃんと山田君の勝負ですか!?ぶち楽しみです (2017年4月30日 23時) (レス) id: d8c50b3d46 (このIDを非表示/違反報告)
hina7(プロフ) - ドロシーさん» ストーリー上知念さんが適任だったのと。やっぱり好きなコンビだからですね。 (2017年4月21日 14時) (レス) id: 458abac2e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hina7 | 作成日時:2017年4月3日 18時