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全て撃ち終わるとバレットの心はすっきりしていた。
コマンダー「バレット。走れるか」
バレット「もちろん」
2人は開いた扉から走り出した。
ボスがいる方に向かって走っている途中。
バレット「コマンダー」
コマンダー「なんだ」
バレット「何で持ち場を離れてまで来てくれた？」
今回、コマンダーは敵を倒すためにメンバーを誘導する立場にあった。
そんな彼は罠にはまったバレットを助けに来た。
コマンダーだったら任務遂行が先だとでも言いそうなのに。
バレットにはそれが不思議だった。
本当はこんな時にこんな質問をしている場合ではない。
しかし、バレットはどうしても今、聞いてみたかった。
きっと、コマンダーは怒りはしない。
そう思った。
案の定コマンダーは嫌な顔一つ見せずに答えた。
コマンダー「仲間の失敗をフォローするのもミッションの内だ」
バレット「仲間……」
小さな声で呟く。
部下でもなく、メンバーでもなく、仲間。
コマンダーの口から仲間という言葉が出てくるなんて嬉しいようなくすぐったいような、バレットは不思議な感覚に捕らわれた。
チラリとコマンダーを見ると少し考え事をしている。
やがて、コマンダーが前を向いたまま口を開いた。
コマンダー「指示を出す相手にも意志がある。納得出来ない事が出てくるのは当たり前。だったら、それに対する行動がミッションに有効か無効か考える」
バレット「それが失敗しても？」
コマンダー「それをどう、修正するかは俺の役目だ」
(この人は俺達を1人の人間として見てくれている。上司の道具だ。司令塔だ。命令に自由はないなんて、それに囚われていたのは俺のほうだったんだ)
バレットは自嘲しながら笑った。
コマンダーとバレットが外に出るとヘリの音と風が耳と顔を刺激した。
トップを追っていたスコープ、ラピットファイヤー、ソニックハンターがヘリを見上げている。
2人に気付いたソニックハンターが親指でヘリを指す。
ソニック「すまん。トップがヘリで逃げた」
コマンダー「だったら、スコープが撃てばいい」
スコープ「…………」
スコープがうつむき、手を握り締めた。
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hina7(プロフ) - ドロシーさん» 心配かけてすみません。ネタバレになるので言われませんが理由はありますよ (2017年5月2日 23時) (
レス) id: 458abac2e5 (このIDを非表示/違反報告)
ドロシー - 薮ちゃんが山田君に負けた!?てっきり薮ちゃんが勝つのかと思いました (2017年5月2日 18時) (レス) id: d8c50b3d46 (このIDを非表示/違反報告)
hina7(プロフ) - ドロシーさん» 楽しみにしてくださったのに中身を省略してすみません。懲りずにこれからもよろしくお願いします (2017年5月2日 17時) (レス) id: 458abac2e5 (このIDを非表示/違反報告)
ドロシー - まさかのつぎは薮ちゃんと山田君の勝負ですか!?ぶち楽しみです (2017年4月30日 23時) (レス) id: d8c50b3d46 (このIDを非表示/違反報告)
hina7(プロフ) - ドロシーさん» ストーリー上知念さんが適任だったのと。やっぱり好きなコンビだからですね。 (2017年4月21日 14時) (レス) id: 458abac2e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina7 | 作成日時：2017年4月3日 18時
