Twin EARTH ～心にきづく～ 3 (ページ26)

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あと残る心の臓は3つ。

今度はソニックハンターが戦いから一歩下がった所で攻撃していた。

前方で激しい戦いが繰り広げられる中、出力を上げたマッハブーストブーメランを投げながら、ソニックハンターはコマンダーの言葉を思い出していた。

コマンダー『チャンスが巡ってきたら、出力を押さえたブーメランで奴の尾を切り落とせ。軌道を読めるお前なら出来る筈だ』

ソニック(全く、簡単に言ってくれる)

コマンダーの作戦はこうだった。

武器から発するエネルギーが探知出来る尾を切る為に、まずは出力を最大に上げたマッハブーストブーメランで攻撃して特徴を覚えさせる。

次に他の攻撃に紛れて、出力を落としたマッハブーストブーメランで尾を切る。

その作戦はいいが出力を落とすということはそれだけ、威力が落ちるということ。

しかも、ブーメランを纏うエネルギーまで落ちてしまう。

つまり、出力が高ければ軌道が多少ずれていても、ブーメランを纏うエネルギーが敵を攻撃する。

だが、出力を落とすとそれも期待できないので正確な軌道を読むことが要求された。

ソニックハンターはかつてないほどの神経を研ぎ澄まし、キメラの尾を狙った。

解き放ったブーメランは綺麗な弧を描きキメラの尾を切り落とした。

それを待っていたスコープとバレットが切り離された尾を撃つと消滅した。