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それぞれの決断を受け止めたスコープが大きく頷いた。
心が決まったところでギークがいつもの笑顔を見せる。
ギーク「大きな決断をした皆に俺からの朗報です」
バレット「何。いきなり」
ギーク「ここにある転送装置。地下へはここから行けます」
ファル「はあ?これはグロウアースへの転送装置だろ」
ギーク「そのとおり。でも、グロウアースだけじゃない。地下へも行ける優れもの」
スコープ「確かに。2人がここに来て地下に行ったのは間違いない。地下への道を探したが何処にもない」
SHINOBI「だったら、考えられるのはこれだよね」
ラピット「よし。じゃあ、行くか」
ラピットファイヤーが先に転送装置に入るとその後に次々と転送装置に足を踏み入れた。
皆が中に入ったのを確認してギークは装置を起動させた。
ギーク「では行くよ。上手く地下に行けたら誉めてね」
と言うとスイッチを押した。
転送装置が光る中。
ソニック「上手くって何だぁぁぁぁ!!」
7人の体は光の中に吸い込まれた。
ソニックハンターの突っ込みと共に……。
神殿から転送したコマンダーとドクターは圧倒的に広い空洞にたどり着いた。
その中で目立つのは中央にそびえ立つ大きな機械。
円柱型のガラスの筒と隣には同じ高さの機械があり、前には操作台があった。
装置は英雄ユーキの家で見た図形と模型にそっくりだった。
自分達よりも2倍ほど大きな装置の上には淡い光に包まれている女性。
足まで届きそうな長い髪に真っ白なドレスを着ている女性の瞳は閉じられていた。
コマンダー「やっと、見つけた」
ドクター「うん。こんなところにいたんだ」
「溟月(めいげつ)様」
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作者名:hina | 作成日時:2021年7月30日 17時