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緑豊かな森には不釣り合いな禿山。
大昔は周囲の森と同じく緑豊かだったが長い長い年月をかけて緑は消え、今では土と岩だけになったと言われている。
そんな禿山が見える森の入り口から少し中に入ったところでモンスターを見掛けたと通報が入り、せんせーションズは現場に向かった。
森に着いたところでいつものようにギークにモンスターの居場所を聞いて、そこに行くと細長い生き物が沢山の足をゆっくりと動かしながら移動していた。
細長い胴体が左右にうねる度に等間隔で並ぶ背中の三角こぶも一緒に揺れている。
ファル「なんか…動きが気持ち悪っ」
ソニック「姿も気持ち悪い」
ラピット「俺ムカデ嫌い」
バレット「ムカデとは決まってないよ」
スコープ「ムカデだろ」
SHINOBI「ムカデだよね」
コマンダー「どうでもいいだろ。さっさと退治するぞ」
言うと同時に走り出した。
せんせーションズが追い付くとコマンダーの表情が若干険しくなる。
コマンダー「これはキメラだな」
ソニック「キメラ！？」
スコープ「って事はまず狙うは心臓か……」
キメラの心臓部位を見定めようと細長い胴体を頭から終わりまで観察する。
………………。
…………。
……。
ファル「何処が心臓だー！！」
森と空にファルコンJrの叫びが盛大に木霊した。
ファルコンJrの恐らく過去最大になるであろう突っ込みが静かになるとコマンダーが冷静に指示を出す。
コマンダー「全員で前から3つ目のこぶを狙え」
キメラを倒すにはまず、心臓を狙う。
と言うことは。
ソニック「心臓。そこ！？」
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作者名：hina | 作成日時：2021年6月5日 19時
