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2つの地球の歴史。
シャインアースにモンスターが存在し、地球に選ばれた巫女がいなくなった。
それは全てグロウアースのせいだと親や先生に教えられた。
当時の事を思い出し、皆が口を閉ざすと空気を変えるように明がわざとらしい咳をした。
明「話が反れたな。戻そう」
明「あそこにあった家が何1つ無くなった理由。考えられるのは2つ。1つは新たなモンスターもしくはキメラの能力。2つめは誰かが処理した」
SHINOBI「処理だったら、別に変なところはないと思うけど?」
ファル「そうだよ。ただ単に壊れた家を片付けただけじゃないか?」
ギーク「それはないと思うよ」
ソニック「何で?」
ギーク「壊れた家を片付けるのはかなり、大変だよ。瓦礫の運搬処理に必要な人数の確保。ましてや、森の中心にある山の、更に中だよ」
ソニック「確かに」
明「それにあんな場所に瓦礫があっても、誰も困らない。あそこには何もないからな」
スコープ「そう考えるとわざわざ苦労して片付ける意味がないな」
バレット「じゃあ、モンスターかキメラの仕業?」
ギーク「その可能性は無いことはないけど、低いね」
バレット「何で?」
ギーク「山を中心に結構広範囲を調べたけど、何も引っ掛からなかった」
ファル「移動したとか?」
ギーク「もし、移動したなら、目撃情報があってもいいと思うんだけどそれがない」
スコープ「とすると誰かが片付けた可能性が高いか…」
顎に手を添えて、意見をまとめると、ふとスコープの視界にコマンダーとドクターが入った。
そう言えば、先程から何も発言しない2人に違和感を覚える。
スコープ「お前達はどう思う?」
急に話をふられたコマンダーとドクターに全員の視線が集中する。
全員の視線を受け取ったコマンダーが目線を外しながら「俺の考えでは…」と切り出したその時。
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作者名:hina | 作成日時:2021年6月5日 19時