第7章 1 ページ4
ファルコンJrは非常に困っていた。
原因はちょっと離れた所にいるコマンダーとバレット。
そして、目の前には冷ややかな瞳のドクターが。
ファルコンJrの額に一筋の冷や汗が流れる。
ドクター「どういう事か説明してもらえないかな」
苛立ちを隠しもせず、ドクターは冷たく言い放った。
ファル「それは……」
事の起こりは3日前。
心を読めるキメラからコマンダーの本当の心を知った。
心を閉ざしている彼の信頼をどうにかして得たいとドクターに相談を持ちかけたところ「彼は愛情を知らない」と教えてくれた。
愛情と言ってもいろんな愛がある。
家族愛、友達愛、異性愛、仲間愛、などなど。
そこでバレットは涙を流しながら。
バレット「コマンダーはきっと親の愛情を知らないんだ。生まれた時から親がいなくて、引き取ってくれる親戚もいなくて、施設で育てられたんだけど、そこにはたくさんの子供がいるから、愛情を貰えなかったんだよ。可哀想なコマンダー」
勝手にコマンダーの過去を決めつけているバレットにファルコンJrは呆れつつも「親の愛情を受けなかった」という点では同意見だった。
と言っても、ファルコンJrとコマンダーは家族ではない。
同じ組織で一緒に戦う同志。
やはり、ここは仲間愛を知ってもらうべき。
と思ったのだが。
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作者名:hina | 作成日時:2021年6月5日 19時