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コマンダー「待て」
最後のこぶに挑もうとしていた6人の後ろでコマンダーからの制止の声が掛かった。
SHINOBI「何?」
コマンダー「君達は本部に戻って」
ファル「はあ?何言ってんだ?」
ソニック「あと1つでキメラが倒せるのにそんな事出来る訳がないだろ」
バレット「何で急にそんな事…」
コマンダー「腐食粉の影響が出始めている」
皆お互いの耳に注目する。
スピリットストーンはまだ腐食していないが色がくすんでいる。
言われてみれば、キメラを攻撃している間は気付かなかったが何となく体が重い感じがする。
コマンダー「このままではスピリットストーンが完全に腐食する危険がある。その前に本部に戻って」
スコープ「だが、今本部に戻ったら、あのキメラはどうなる。流れは俺達にあるんだ。今倒した方がいい」
コマンダー「俺がやる」
ラピット「は?」
コマンダー「残り1つなら俺1人でも出来る」
スコープ「待て。危ないのはお前も同じだろ」
コマンダー「俺なら大丈夫だ」
ソニック「大丈夫な訳がないだろ」
SHINOBI「そうだよ。コマンダーのスピリットストーンだってくすんでるじゃない」
コマンダー「大丈夫だ」
ファル「大丈夫じゃない!!」
ファルコンJrの叫びが響いた。
全員の視線がファルコンJrに集中する。
コマンダーにおいては目を大きく開けている。
ファル「コマンダー1人残るなんてダメダメダメダメ。ぜーったいダメ!!」
ラピット「お前、何を…」
バレット「ファルコンJrの言うとおり!どうしてもコマンダーが残るというなら、俺も残る。何が何でも残るから」
ソニック「バレットまでどうした?」
ファル「だって…」
威勢がよかったファルコンJrが急に大人しくなり、コマンダーをちらりと見る。
バレットも同じように口をつぐんだ。
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作者名:hina | 作成日時:2021年6月5日 19時