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ファルコンJrとバレットがモンスターを惹き付けている間、自分の任務を終えたギークが一息付き、再び、ドクターと連絡を取ろうとしたまさにその瞬間、おとりとなっている2人の叫び声が届いた。

モンスターが空で羽をバサバサ動かしながら、浮いているその下でファルコンJrとバレットが踞っていた。

ギークは急いで2人の所に走る。

その間、ギークは目にした。

モンスターが羽を大きく広げ、一振りして出来た風の中に鋭い風の刃が2人を攻撃していた場面を。

ギーク「ドクター」

ドクター『何?』

ギーク「今の見たよね。あのモンスター、俺達だけでは厳しい。誰か応援を」

ドクター『分かった』





モンスターの攻撃を見て「ヤバい」と思ったのはドクターも同じだった。

2人が懸念していたとおり、2人の武器は高く舞い上がったモンスターには届かなかった。

それに気付いたモンスターも高い位置から一切下りず、攻撃を仕掛ける。

地上からモンスターを狙えるのはスコープのみ。

だが、それでも不安要素はあった。

それはモンスターは何処まで高く舞い上がれるのか。

いくら100m先も狙えると言ってもやはり、限度がある。

どうしたものか。

ドクター「迷っている暇はない。とにかく、全員呼ぼう」

ドクターは通信のスイッチに指を置いた。





その時。

オペレーションルームの扉が開く音がした。

勢いよく振り向いたドクターは目を見開き、動きを止めた。

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作者名:hina | 作成日時:2021年6月5日 19時

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