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ドクター『それにしても君達はツイてるね。目当ての鳥がそこに現れたんだから、薬草を採取したら場所を移動しなくてすむ。一石三鳥。ラッキー。そういうわけでさくっとモンスターを退治して薬草と鉱石持ってきてよ』





モニターはプツンと切れた。

ギーク「いい性格してるね。彼」

ファル「大丈夫だ。ギークも負けてねぇから」

ギーク「いやあ。そんなに褒めなくても」

ファル「褒めてねぇし」

バレット「で。どうする?」

ギーク「もちろん、モンスターを退治しないと始まらないから戦う。ファルコンJrとバレットが」

しれっと答えるギークに「俺達がかよ!」と突っ込みたかったが、彼は非戦闘員なのでギークの意見も最もだ。

ファルコンJrは突っ込みをぐっと堪えた。

ファル「お前はどうするんだよ」

ギーク「2人が戦っている間に俺が薬草をドクターの所に転送する。名付けて『ファルコンバレットおとり大作戦!』」

バレット「そのまんま」

ギーク「というわけであのモンスターを惹き付けて」

バレット「待って。惹き付けるのはいいとして、どうやって倒すの?」

ギーク「何言ってるの。2人とも飛び道具あるんだから、空飛ぶ生き物に有効でしょ」

飛び道具と言ってもファルコンJrのステルス手裏剣は中距離攻撃用。

遠距離攻撃用であるパワードブラスターだって限界がある。

果たして、戦えるのかどうか。

急に不安になる2人だったが次の言葉に2人は意を決した。

ギーク「ほら。コマンダーの為でしょ」

3→←第8章 1



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作者名:hina | 作成日時:2021年6月5日 19時

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