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涼介「あー！腹立つ！あのババア！」
時間が止まったかのように固まる雄也達。
涼介「人をこき使いやがって！」
雄也達が最も会いたかった人物が頭に湯気を立てながら、ドカドカと店の中に入ってくる。
大貴「りょ…涼介！？」
雄也「お前…！」
光「な…何で！？」
慧「突然！？」
未だに目を丸くしている4人を尻目に涼介は。
涼介「あっ。久しぶり」
と軽く挨拶した後「聞いてくれよ！」とテーブルを思いっきり叩いた。
涼介「何百年もかけて集めた大量のジェムストーンを持って帰ったらさ。
『よくこれだけのジェムストーンを回収できましたね。ご苦労様です』
って誉めてくれた訳よ」
途中の言葉は上司のモノマネだろうか。
いつもより声を高くしておしとやかな言葉で話す。
涼介「俺もやっと肩の荷が下りて、これからは好きな事が出来ると思ったら。
『あと半分頑張ってくださいね』
だって。半分〜？俺が何百年とかけて集めたジェムストーンが半分って。どんだけあるんだジェムストーン！！って言うか全回収したら教えてくれるようなアイテムをくれ〜！」
憤慨する涼介が顔を天に向けて更に叫ぶ。
涼介「あの若作りの年増が〜！」
うきぃ〜！と両手を上げる。
涼介の主張を聞いた雄也達は溢れる笑みを押さえつつお互い顔を見合わせる。
光「って事は？」
慧「もしかして？」
大貴「ひょっとして？」
雄也「怪盗y-ELLOW-voice再始動！？」
雄也達の呟きに我に返った涼介が椅子に座る4人を見下ろした。
涼介「そういう事になるかな」
雄也「よっしゃあ〜！！」
大貴「怪盗y-ELLOW-voice再始動だぁ！」
慧「再始動じゃなくて活動開始だよ」
光「世間では俺達の事はなかった事になってるんだからな」
大貴「どっちでもいいって」
体中で喜びを表現する大貴。
これからの事を思って楽しみで仕方ない雄也と光。
その様子を慧はふっと優しい微笑みで見守ると何かを思い出し、その微笑みを涼介に向けた。
慧「涼介」
同じく喜ぶ雄也達を柔らかな表情で見つめていた涼介が慧の方に視線を向けた。
涼介「ん？」
慧「お帰り」
涼介「うん。ただいま」
まるでジュエリーの光が舞い降りたような輝きが5人を包んだ。
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hina(プロフ) - 涼愛さん» 有難うございます。嬉しいです。次回作は…あると思います。 (2021年3月24日 20時) (
レス) id: 255c6bfbbf (このIDを非表示/違反報告)
涼愛 - こちらこそこのような素敵なお話を読ませて頂けて光栄です！次回作などありましたら楽しみに待ってます！ (2021年3月23日 22時) (レス) id: 538180af25 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 涼愛さん» ほんとですね。誤字を教えてくれて有難うございます。感謝です。 (2021年3月23日 20時) (レス) id: 255c6bfbbf (このIDを非表示/違反報告)
涼愛 - 最後の最後ですみません！スペードのところが裕翔くんになっていて気になったためコメントしました。差し支えなければ訂正お願いします(--;) (2021年3月23日 7時) (レス) id: 538180af25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina | 作成日時：2021年2月8日 21時
