Phantom thief 〜月光の宝石〜 3

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エース(涼介)「？」

エースは違和感を覚えた。

スペード(雄也)「今弱くならなかったか？」

スペードとダイヤ(光)も同じ事を感じたのか違和感を言葉にする。

エース「もしかして……。彼はこの異常現象を自分のせいだと知っている？」




怒りを顕にしていた真山の表情に怯えが見え隠れする。




スペード「外では沢山の人が泣き叫んだり、感情を制御出来ずに自分を傷付けている人がいる」

スペードが試しに外の状況を伝えてみた。

すると真山から黒い靄が消えた。

スペード「なるほど。アイツはやはり医師だな」

ダイヤ「ああ。ダークストーンに浸食されても基本は変わらない」

エース「人々の事を常に考えてる」

3人の中で光が見えてきた。

真山の医師としての良心に語りかければ説得出来る。





ジャック(大貴)とキング(慧)からの通信が入った。

キング『ジュエリーを通して、外で起きている映像を彼に見せてみる？』

ジャック『ジュエリー同士の波長を繋げれば出来ると思う』

エース「頼めるか？」

ジャック『了解』

その直後にサファイアとエメラルドが光った。

それに気付いたスペード(雄也)とダイヤ(光)が指輪を前に出すと映像が浮かんだ。

サファイアからは叫びながら自分の拳を壁にぶつけている男性。

エメラルドから泣き叫ぶ女性。

それぞれの指輪に次から次へと人々の異変が映し出された。

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