検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:42,442 hit

8 ページ35

それはあまりにも非現実的な事だった。

人がダークストーンに侵食される。

ジュエリーを使ってそれを浄化する。

他にもジュエリーにはいろんな力が使える。

あまりにも理解し得難い事だらけで大貴の頭脳では到底処理出来なかった。

大貴「…………」

完全にフリーズする。

雄也「あらら〜。固まってる」

光「まあ、仕方ないよな。俺だって実際に体験してなかったら、信じなかったし」

大貴「……魔法使い…」

フリーズから戻った大貴がぽつりと呟く。

雄也「は?何て言った?」

大貴「怪盗y-ELLOW-voiceの正体は魔女!!」

光「俺達男だから、魔女じゃないだろ」

雄也「だったら何だ?魔男?」

光「『まおとこ』はねぇだろ」

ケラケラとお腹を抱えて2人が笑っているその横で涼介が口を尖らせながら呟いた。

涼介「魔法使いでも魔男でもないし」







懐かしさに時間を忘れて、過去に戻っていると後ろから声を掛けられた。

涼介「そんなところで何やってるの」

ハッとする大貴。

大貴「あっ。探し物してたら、こんなもの見つけてさ」

涼介「発信器?」

大貴「そうそう。俺が仲間になるきっかけを作ってくれた」

涼介「へ〜。まだ、あったんだ」

大貴「まあね」

再び、発信器に懐かしさを感じていると。

涼介「いいけどさ。お昼出来たよ。いらないならそれでも……」

大貴「うわああ。食べる!食べます!」

一瞬で現実に戻ってきた大貴は慌てて、発信器を片付けてダイニングに走った。





大貴「そう言えばさぁ。前から聞きたかったんだけど」

テーブルを囲み、昼食にありついていると突然大貴が思い出したように切り出した。

光「何?」

大貴「この店って和食屋だろ。何で『JUMP』なんてダッサい名前にしたわけ?もう少し、和食屋らしい名前にすれば良かったのに」

雄也「ダサくて悪かったな」

涼介「え〜と」

持っていた箸を止めて当時を思い出す。

どんな理由があるのかワクワクしながら大貴が耳を傾けていると。

涼介「確か……y-ELLOW-voiceの事をいろいろ決めたら、名前を考えるのがめんどくさくなって適当に決めた?」

光「そうそう。たまたま雑誌に載ってた単語をみて決めたんだよな」

雄也「これでいいじゃんってな」

期待外れな答えが返ってきた。





がっくりと項垂れた大貴は一言呟いた。

大貴「…………適当すぎるだろ」

第4夜 1→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 怪盗y-ELLOW-voice   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:hina | 作成日時:2020年10月4日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。