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侑李「あーーー!!!」
霧が晴れて、やっと視界を取り戻すと侑李の悲鳴が部屋中に響き渡った。
宏太「どうした……って、やられた!!」
全員の視線が一点に集中する。
壁には『夕陽に染まる街』が姿を消し、代わりにメッセージカードが張られていた。
『[夕陽に染まる街]は頂きました。怪盗y-ELLOW-voice』
裕翔がカードを剥がし、思いっきり潰した。
裕翔「怪盗〜!!」
圭人「とにかく追いかけよう!」
4人は頷き、騒がしい廊下に出ると屋上への道を固めている警察官達とは逆方向に走り出した。
騒がしい上の階とは違って地下は静まり返っていた。
そこに怪盗y-ELLOW-voiceが姿を現す。
ダイヤ(光)「やっぱり、静かなのが一番いいなぁ」
スペード(雄也)「俺は女性の声援なら煩くても全然いいんだけど」
余裕をかましている横でエース(涼介)が通信機に手を当てる。
エース「ジャック。シャッターのロックは?」
ジャック(大貴)『解除済み。合図でいつでも開けれる』
エース「OK〜。スペード。ダイヤ。行くぞ」
スペード「へい」
ダイヤ「OK」
エース「ジャック、開けてくれ」
ジャック『OK』
シャッターがゆっくりと開かれると怪盗y-ELLOW-voiceの3人が駆け出した。
が、3人の足はすぐに止まった。
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作者名:hina | 作成日時:2020年10月4日 21時