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ダイキの戦う姿をじっと見ている侑李。
どうしたら、あの魔物を倒せるか思案中のケイ。
その2人の背後からゆっくりと影が近付いている。
唯一、侑李の体に向かい合うように身を預けている涼介が痛みと呼吸困難に意識が朦朧としながらも可笑しいと気付いた。
だが、それは遅かった。
奇声と共に魔物が姿を現すとそれに反応したケイが瞬時に振り向き攻撃した。
ケイの横にいた侑李は涼介に突き飛ばされる。
侑李の瞳に魔物の一振りから放たれた闇の気に体を貫かれる涼介の姿が写った。
涼介「……くっ」
侑李「！！」
ケイ「涼介！？」
涼介の体がゆっくり倒れていく。
意識が朦朧となっている中、涼介は自分の体に闇の気が直撃し、そのまま通過していった感覚を知った。
ケイ「チッ！」
涼介の受けた痛みを体中で噛み締めながら、ケイは魔物と対峙していた。
離れた場所でダイキも涼介の痛みを感じていた。
ダイキ(ヤバい！このままでは時間がない！仕方ない。一か八か！)
キッと前方の魔物を睨み付けるとダイキは地を蹴った。
それに気付いた魔物も突進してくる。
やがて、正面衝突する時を狙って魔物がダイキを掴もうとする。
ダイキは瞬時に横に飛んだ。
魔物の腕が空を切る。
刹那、闇の気圧がダイキの左腕に痛みを与えた。
それでもダイキは動きを止めずに魔物の後ろから炎を放った。
炎は魔物に直撃し、一瞬で消えた。
ケイは魔物がいる地面から水の柱を出現させる。
魔物は水の柱に閉じ込められた。
が、魔物は姿を消した。
ダイキ「なんだろう。この手応えのない感じ」
ケイ「何かが引っかかる」
魔物を倒したはずなのにダイキとケイはそれぞれ、違和感を覚えた。
2人は気を集中した。
次の瞬間、倒したと思った魔物がそれぞれの背後に現れた。
ダイキは炎を、ケイは水を放つ。
その攻撃は魔物を直撃した。
ダイキ「今度こそやったか？」
ケイ「…………」
しかし、ダイキの歓声も空しく、再び、2人の背後に魔物が出現した。
ダイキ「どうなってんだよ！全然、攻撃が効かないじゃないか！」
苛立ちをぶつけるようにダイキが3度目の攻撃を仕掛けた。
ケイ(ダイキも同じ現象が起きている？どういうことだ)
守りに徹しながらケイは魔物をじっと観察した。
ケイ「これ！ダイキと戦っていた魔物！」
瞬間、魔物が一瞬で消えてすぐに姿を現した。
その魔物は。
ケイ「俺が最初に攻撃した奴…。そういうことか！」
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hina(プロフ) - 霙（みぞれ）さん» そう言って頂けると凄く嬉しいです。有難うございます。 (2020年1月30日 21時) (
レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
霙（みぞれ）(プロフ) - 本当に好きすぎます…！！これからも楽しみにしてますね！ (2020年1月29日 15時) (レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» おめでとうございます。こちらこそいつも読んで頂いて有難うございます。 (2020年1月5日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いいたしますm(__)mお大事にしてください (2020年1月5日 11時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» おめでとうございます。こちらの方がお願いします。いつも、有難うございます。 (2020年1月2日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina | 作成日時：2019年12月7日 21時
