7 ページ26
ダイキ「うわぁぁぁ！」
突然、会話を切り裂く悲鳴が涼介達の元に届いた。
勢いよくダイキが吹き飛ばされる光景が飛び込んでくる。
涼介「ダイちゃん！」
吹き飛ばされたダイキの体は地面に叩きつけられた。
ダイキ「ぐっ…」
ダイキの体中に痛みが走る。
瞬間。
涼介にもその痛みが伝導する。
涼介「うっ」
小さく呻くと涼介は体を支えられず、両膝を地面に付けた。
侑李「涼介！？」
ケイ「涼介。まだ出来るか？」
涼介「う…ん。大丈夫…」
出血は見られないが背中の傷が相当痛むのだろう。
涼介から冷や汗が流れ落ちた。
ケイ「バカダイキ！何やってんだ！涼介に負担かかるだろう！ちゃっちゃっと片付けろよ！」
ダイキ「そんな事言ったってこいつバカ力なんだよ！」
地面に叩きつけられたダイキはすぐに体を起こし、魔物に炎を放った。
侑李「ねぇ！涼介だけでも家に帰ることは出来ないの？このままじゃ、涼介が……」
ケイ「それは無理」
異空間を作り出している涼介が居なくなれば空間は閉じ、現実の世界で戦わなくてはいけなくなる。
侑李「じゃあ、魔物を退治するまで涼介は休めないんだ」
侑李の腕の中で涼介は浅速的な呼吸をしている。
侑李「ダイちゃん！早くそんな魔物やっつけてよ！」
ケイ「そうだぞ！涼介の為にもやるんだ！」
侑李とケイのエールが炸裂した。
3人と離れたところで魔物と戦っているダイキに2人のエールが届く。
そのエールを聞いたダイキの心に。
ダイキ「何か…理不尽な気がする」
2人の励ましの心は届かなかった。
とは言え、涼介がかなり限界に近いのは間違いない。
だからと言って、タイミングを狙って攻撃を仕掛けないと炎を放ったはいいが避けられ、その隙を付かれて魔物に捕まる。
そうすれば先程のように投げ飛ばされてしまうだろう。
この魔物の力はかなり強く、意外と動くスピードも速い。
ケイ(これはちょっと苦戦するかも)
侑李に便乗してエールを送ったケイだったが魔物の動きにケイは長期戦を覚悟した。
だが、この時、誰もが忘れていた。
始めにダイキと侑李の前に現れた魔物が2体いたことを。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hina(プロフ) - 霙（みぞれ）さん» そう言って頂けると凄く嬉しいです。有難うございます。 (2020年1月30日 21時) (
レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
霙（みぞれ）(プロフ) - 本当に好きすぎます…！！これからも楽しみにしてますね！ (2020年1月29日 15時) (レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» おめでとうございます。こちらこそいつも読んで頂いて有難うございます。 (2020年1月5日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いいたしますm(__)mお大事にしてください (2020年1月5日 11時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» おめでとうございます。こちらの方がお願いします。いつも、有難うございます。 (2020年1月2日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hina | 作成日時：2019年12月7日 21時
