検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:50,691 hit

5 ページ1

ゆっくりと沈んでいく涼介を前にして、ダイキは海に向かって走り出そうとする。

慌てたコウタがダイキの腕を掴み、動きを止める。

コウタ「待て!ダイキ!」

ダイキ「止めないでくれよ!涼介が死んでしまう!」

ユウヤ「止めろって!お前ではあそこまでたどりつけないって!」

火の精霊であるダイキにとって水は天敵。

溺れている涼介までは距離がある。

ダイキが泳いで行っても、途中で力尽きてしまうだろう。

特に今は魔物達との戦いで霊力を大分削られている。

侑李「ケイ!何とかならないの!?このままじゃ涼介が!」

侑李の言うとおり、水の精霊ケイだったら涼介を助けに行くことは出来る。

だが、それには幾つか問題があった。





泳いで涼介のところまで行くには時間がない。

ケイが今いる場所から涼介に力は届くが、助ける程の力を発揮するには距離が有りすぎる。

それならば…と涼介の周りに水の結界を張ろうとしたが何故か出来ない。

そして、一番の問題は冥だ。

涼介を助けに行っている間、こちら側に攻撃をされたら、ヒカル1人ではここにいる全員を守れないだろう。

コウタとユウヤはここにいた方がいい。

一方、涼介を助ける側に冥が攻撃を仕掛けてきたら、太刀打ち出来る者はいない。



1人を除いて。



ダイキだ。

冥と渡り合えるのはきっと、ダイキしかいない。

となるとここは。

ケイはちらりとダイキに視線を送る。

ダイキも同じ事を考えたのだろう。

ダイキの視線がケイに向いている。

お互いの視線が交わるとダイキは小さく頷いた。

ケイも頷き返すと波打ち際に足を固定する。

両手を前に出すと同時にダイキが海に向かって走り出した。





圭人「あの2人は何をしようとしてるの?」

裕翔「分からない。でも、あの2人の事だから、やまを助けようとしているのだけは分かる」

侑李「お願い。涼介を助けて」

3人は祈るようにダイキとケイを見つめた。

6→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , バトル   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

hina(プロフ) - 霙(みぞれ)さん» そう言って頂けると凄く嬉しいです。有難うございます。 (2020年1月30日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
霙(みぞれ)(プロフ) - 本当に好きすぎます…!!これからも楽しみにしてますね! (2020年1月29日 15時) (レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» おめでとうございます。こちらこそいつも読んで頂いて有難うございます。 (2020年1月5日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたしますm(__)mお大事にしてください (2020年1月5日 11時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» おめでとうございます。こちらの方がお願いします。いつも、有難うございます。 (2020年1月2日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:hina | 作成日時:2019年12月7日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。