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修也「…………」
涼介「でも、魔物に取り憑かれた後にそれは間違いで、逆に堀池さんを傷付けてしまう事だと気付いた。だから、相原さんは今は自分の『死』を願っている」
修也「………優衣」
修也が顔を上げると攻撃を避けている優衣の姿があった。
一瞬、優衣がこちらを見たのを見逃さなかった。
修也の瞳に微かに微笑んだ優衣が映る。
それは気のせいかもしれない。
それでも修也には優衣が『有難う』と言っているように感じた。
その瞬間、修也は決意した。
修也「ケイ君」
ケイ「何？」
修也「お願いがある」
ダイキとヒカルはその光景に自分の目を疑った。
水に押された修也が一気に飛んでくると優衣を抱きしめたのだ。
ヒカル「堀池さん！？」
ダイキ「何やってんだ！」
ヒカル「堀池さんまで闇に捕らわれてしまう！」
修也「いいんだ。このまま、俺ごと成仏させてくれ」
裕翔「修也さん！？」
修也「ごめん。優衣。君が1年ももたないと知って八つ当たりしたり、変に気を使ったり、俺は情緒不安定だった。でも、そんな俺を優衣は受け止めてくれた」
語りかける修也の腕の中で優衣は大人しかった。
修也「本当は優衣の方が不安だったのにな。優衣、俺の最後のお願いだ。一緒に逝こう」
ヒカル「堀池さん！ダメです！」
ダイキ「そうだ！死んではいけない！」
ヒカルとダイキが叫ぶが修也は優衣を離さない。
その間も優衣の闇が修也を侵食していく。
その様子を見ていた裕翔は魔物に取り憑かれ、感情を無くしたはずの優衣の瞳から一筋の涙が流れたのを見た。
ぐっと手を握る。
裕翔「ヒカル。ダイちゃん。お願い………修也さんの……望むとおりにしてあげて」
ヒカル「裕翔！？」
ダイキ「本気か！？」
裕翔「俺は本気だ」
涼介「裕翔……」
握り締める拳の上から涼介はそっと手を添える。
裕翔「……お願い」
修也「裕翔くん。有難う」
優衣を抱きしめながら、修也は微笑んだ。
ケイ「ほら。ダイちゃん。ヒカル。依頼者の願いだ」
ヒカル「……分かった」
ダイキ「でも…！」
涼介「ダイちゃん」
ダイキ「……分かったよ」
こうして修也と優衣はヒカルの風に守られ、ダイキの炎で倒れていった。
最後まで見届けた裕翔の瞳から涙が次から次へと溢れてくる。
涼介「裕翔。辛かったな」
その優しい声音に裕翔は何かが切れたように声を上げて………泣いた。
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hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» お久しぶりですね。まあ、2歳なので……。覚えてるのは難しいでしょうね(笑) (2019年11月22日 20時) (
レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - お久しぶりです！！…涼介はダイキとの契約の時のこと覚えてないんですね 笑 続き楽しみにしてます♪ (2019年11月22日 0時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» すみません。返事を返していない事に気付きました。もう少し、物語は続くのでお付き合い下さい。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - これからどうなるのか、気になり過ぎます！！！！ (2019年10月19日 0時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» すっごく伝わります。ただ、コメント忘れても大丈夫です。楽しんでくださってると思うだけでも嬉しいですから。本当に有難うございます。 (2019年10月17日 21時) (レス) id: 3a7570e4ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina | 作成日時：2019年9月6日 20時
