検索窓
今日:28 hit、昨日:2 hit、合計:91,105 hit

3 ページ7

誰が?

何の為に?




誰が……なんて、そんなの涼介だ。

涼介しかそれを出来る者がいない。




何の為に?

そこは分からない。




でも。

ここに書かれている事は事実だ。

とにかく、涼介と話をしようと思った。

この事について話を……。



瞬間。



固く閉められていた瓶の蓋が突然開いたかのように、俺の脳裏に一気に過去の記憶が広がった。







全てを思い出すと俺の頬に涙が伝っていた。





何で……。

何でこんな大事な事を忘れていたんだ。

涼介は…。

どんな思いで今まで過ごしていた?

何を思って俺達と関わっていた?





涼介と話がしたい。

しなければならない。

そう思った。




涼介はきっと、あの部屋にいる。





俺は立ち上がった。

と同時に思い出す。

あの部屋に行くなら、きっとマスターキーが必要になる。

涼介はあの部屋に続く入り口を自分の指紋か声紋などでロックしてあるはず。

俺は父さんの部屋にマスターキーがないか探した。

きっと家のマスターキーではダメだ。

あの部屋専用があるはず。





しばらく探していると机の引き出しに隠し扉を発見した。

それを外すとマスターキーが入っていた。

家のマスターキーと形は一緒だが模様が違う。

俺はこれに違いないとそのマスターキーを持って、地下室に向かった。





地下室の隠し扉を開き、涼介がいる部屋に入る。

慧「涼介は…」

部屋に涼介の姿はなかった。

いないはずはないのだけどな……。

部屋の中に足を踏み入れ、ふと視線を向けた医療カプセル。

その中に涼介はいた。

安らかな表情で眠っている。

俺は安堵し、部屋中を見渡した。

過去、3回程訪れた事のある部屋。

懐かしい……という感じはなく、ただ記憶しているだけの部屋。

俺は椅子に座り、涼介が目覚めるのを待った。







そして、1時間後。

涼介が目覚めた。

目覚めたばかりでぼんやりとしている涼介に「おはよう」と声を掛ける。

その瞬間、涼介の目は大きく開き、俺の存在に驚いていた。

りょーすけ→←けい 2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (102 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
230人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 家族 , 山田涼介   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

hina(プロフ) - 半チャーハン大盛さん» 有難うございます。最後まで頑張ります。ところで私は「様」を付けるほど偉くないので気軽に呼び捨てでいいですよ。 (2019年1月23日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» 有難うございます。お言葉を励みに頑張ります。 (2019年1月23日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
半チャーハン大盛(プロフ) - hina様の作品はどれも面白くて、とても続きが気になるような作品ばかりで驚かされてます!!今回の作品も毎日更新を楽しみに待ってます!!体調に気をつけて頑張ってください。応援してます!! (2019年1月23日 1時) (レス) id: d24a986904 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - とても見入ってしまう作品でした!!!更新頑張ってください!!!楽しみに待ってます!!! (2019年1月22日 2時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 渚さん» 2度目のコメント有難うございます。これから色々分かってきますのでお付き合い下さい。 (2019年1月7日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:hina | 作成日時:2018年12月20日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。