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そんな筈はない。
俺はこの部屋を初めて見る……はず…だ。
雄也「医療カプセル…」
光「ここにもあったんだ」
裕翔「じゃあ、涼介兄さんが医務室に居なかったのはここにいたから？」
侑李「でも、この医療カプセル、普通のと違うよ」
皆が医療カプセルについて話している中、俺は頭を混乱させていた。
そんな中、俺は大貴の視線が遠くを見ている事に気付いた。
大貴「俺…あの機械知ってるような気がする」
呟く大貴の視線をたどり、医療カプセルの向こう側を見れば大きな機械。
侑李「何？あの機械」
圭人「大ちゃん、知ってるの？あれが何か」
大貴「えっ……と…。知ってる…ような……知らないような…」
光「はっきりしないなぁ」
大貴「そう言われてもさぁ…」
涼介「大貴兄さんは見たことあるだけだよ」
困惑している大貴に涼介が淡々と答える。
光「どういう事？」
涼介「それは……」
涼介が話を躊躇する。
すると突然、雄也が部屋中に響く声で叫んだ。
雄也「ミドルコンピュータ！？」
圭人「ええ！あれがミドル？」
裕翔「でも、ミドルは普通一家に1台でしょ？」
侑李「それに普通のミドルと違う気がする」
光「雄也の見間違いじゃ」
2台目のミドルコンピュータの存在に弟達は騒然となった。
俺は存在をアピールしているコンピュータをじっと見つめる。
そして、出た答えは。
宏太「いや、確かにあれはミドルだ。そうだろ」
俺は確認の意味を込めて、慧と涼介に視線を送った。
慧「その通りだよ」
光「でも何でミドルが……？」
侑李「訳が分からなくなってきた」
圭人「謎だらけ」
大貴「何で見たことあるんだ、俺」
裕翔「訳が分からなくて頭痛くなってきた」
雄也「…………」
弟達が困惑している。
まあ、無理もない。
こんな普通ではあり得ないことばかり起きているのだから。
俺も困惑気味だ。
だったら。
俺は冷静を取り戻すかのように根元となる言葉を口に出した。
宏太「慧。涼介。俺は真実を知りたい」
皆がリビングに集まった時に始めに出した言葉。
結局はこれなんだ。
涼介「それについてはもう少し待って」
大貴「もう少し、もう少しって一体いつまでなんだよ！」
涼介「もう少しだよ」
苛立ちをぶつける大貴に涼介はあくまでも淡々と答える。
その涼介の姿に俺は何か違和感を覚えた。
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hina(プロフ) - 半チャーハン大盛さん» 有難うございます。最後まで頑張ります。ところで私は「様」を付けるほど偉くないので気軽に呼び捨てでいいですよ。 (2019年1月23日 21時) (
レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» 有難うございます。お言葉を励みに頑張ります。 (2019年1月23日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
半チャーハン大盛(プロフ) - hina様の作品はどれも面白くて、とても続きが気になるような作品ばかりで驚かされてます!!今回の作品も毎日更新を楽しみに待ってます!!体調に気をつけて頑張ってください。応援してます!! (2019年1月23日 1時) (レス) id: d24a986904 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - とても見入ってしまう作品でした！！！更新頑張ってください！！！楽しみに待ってます！！！ (2019年1月22日 2時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 渚さん» 2度目のコメント有難うございます。これから色々分かってきますのでお付き合い下さい。 (2019年1月7日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina | 作成日時：2018年12月20日 20時
