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黙々と作業をする俺の前にあり得ない数字がモニターに浮かぶ。
雄也「宏太」
宏太「ん〜？どうした〜？」
雄也「これ見て」
モニターを指差すと宏太は「何だ〜？」と呑気な声を出して覗き込んだ。
宏太「これ。サードコンピュータから送られてくるエネルギーだな」
雄也「数値をよく見て」
俺の言うとおりにモニターを覗き込んだ宏太だったが、すぐに怪訝な表情をする。
宏太「何だ。この数値。10万越えてる」
サードコンピュータから送られてくるエネルギーとは生活を維持していく為に必要なエネルギーの事。
通常の家庭に送られるエネルギー量は大体1〜2万程度。
大きな施設でも5〜6万だ。
それが1家庭に10万越えなんてあり得ない。
雄也「どういう事だと思う？」
宏太「『近代都市』で使われているエネルギーが俺達の家だけだから…とか？……な訳ないか。エネルギーの発信源はどうなってる？」
雄也「えっと。セントラルになってるけど……」
宏太「セントラル？サードじゃなくてか？」
本来、エネルギーはセントラルコンピュータが管理をしていて、そこから全ての都市の『ファースト』『セカンド』『サード』『フォース』に送られる。
送られたエネルギーは更に各家庭または各施設に送られるようになっているのでセントラルが直接、家庭にエネルギーを送るのは可笑しい。
しかも。
宏太「これだけの量をこの家で何に使っているんだ」
雄也「そんな事分からねぇよ」
俺達は再度、無言で顔を見合わせる。
静寂の中、思い付くのは……。
涼介。
宏太「涼介が何かした」
雄也「勿論、慧もそれを知っている」
結局、全ての鍵は涼介だ。
俺達は涼介が目覚めるのを待つしかなかった。
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hina(プロフ) - 半チャーハン大盛さん» 有難うございます。最後まで頑張ります。ところで私は「様」を付けるほど偉くないので気軽に呼び捨てでいいですよ。 (2019年1月23日 21時) (
レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» 有難うございます。お言葉を励みに頑張ります。 (2019年1月23日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
半チャーハン大盛(プロフ) - hina様の作品はどれも面白くて、とても続きが気になるような作品ばかりで驚かされてます!!今回の作品も毎日更新を楽しみに待ってます!!体調に気をつけて頑張ってください。応援してます!! (2019年1月23日 1時) (レス) id: d24a986904 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - とても見入ってしまう作品でした！！！更新頑張ってください！！！楽しみに待ってます！！！ (2019年1月22日 2時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 渚さん» 2度目のコメント有難うございます。これから色々分かってきますのでお付き合い下さい。 (2019年1月7日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina | 作成日時：2018年12月20日 20時
