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ゆーや 1 ページ29

ちゃんと謝ろうと思っていたんだ。

涼介にゲーム機を預けて、その後であいつらに。

なんて言っても、それはただの言い訳。

忘れて、謝らなかった俺が悪い。

あいつらが怒るのも当然だ。







あれから裕翔と侑李は口を利いてくれない。

もう一度、謝ろうと部屋に行ったけど、ドアが開くことも返事が返ってくることもない。

夕食の時も一切無視。

気遣ってくれた宏太や光の言葉もスルー。

怒りオーラを部屋中に撒き散らしている。

お陰で夕食は葬式みたいに重い空気の中で全員が食べていた。





俺は最後まで残っていた宏太と光に気を遣ってくれたことにお礼を言って部屋に戻った。

ドアが閉まると同時にため息を盛大につく。





いや。

これくらいで落ち込むわけにはいかない。

俺にはあいつらが許してくれるまで謝り続けるしかないんだ。

そう思いながら、俺は眠りについた。







朝。

俺は自分の部屋に来訪者を知らせる音で目が覚めた。

眠い目をこすりながら時計を見る。

5時。

早すぎだろ。

来訪者の音が止まらない中、重い体を動かしドアを開けた。

開けた向こう側には想像もしていなかった人物。

雄也「涼介……」

涼介「おはよう。雄也兄さん」

雄也「あっ…ああ。おはよう…」

何故に涼介が?

しかもこんな早くから?

意外な人物の意外な訪問に戸惑っていると涼介は。

涼介「中、入ってもいい?」

これまた、意外な事を言い出した。

いや、兄弟の部屋に入るのは普通だ。

でも、涼介の場合はそれが普通ではない気がする。

戸惑う中、俺は入室の許可を出して涼介を手招きした。

涼介は無言で中に入り「パソコン。使ってもいい?」と聞いてきた。

俺が頷くと涼介はパソコンを起動させて作業を始めた。





涼介「さすが雄也兄さん。いいものが揃ってるね」

俺のパソコン一式を誉めたと思ったら、今度は一言も発しないで作業を続けている。

指を巧みに動かしてパソコンを操作したり、何かのメモリーを繋げたりしている。

そのスピードの速さと言ったら。

俺には付いていけない。

これは一体何をしているんだ。

その不思議な光景に俺は呆気に取られていた。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 家族 , 山田涼介   
作品ジャンル:タレント
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hina(プロフ) - 半チャーハン大盛さん» 有難うございます。最後まで頑張ります。ところで私は「様」を付けるほど偉くないので気軽に呼び捨てでいいですよ。 (2019年1月23日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» 有難うございます。お言葉を励みに頑張ります。 (2019年1月23日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
半チャーハン大盛(プロフ) - hina様の作品はどれも面白くて、とても続きが気になるような作品ばかりで驚かされてます!!今回の作品も毎日更新を楽しみに待ってます!!体調に気をつけて頑張ってください。応援してます!! (2019年1月23日 1時) (レス) id: d24a986904 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - とても見入ってしまう作品でした!!!更新頑張ってください!!!楽しみに待ってます!!! (2019年1月22日 2時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 渚さん» 2度目のコメント有難うございます。これから色々分かってきますのでお付き合い下さい。 (2019年1月7日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hina | 作成日時:2018年12月20日 20時

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