第9章 ゆーや ページ21
ガッシャーン！！
テーブルから落ちた物体。
床には分離した部品が幾つか散らばっている。
雄也「やっベ〜！」
分離した物体を持ち上げて、マジマジと見てしまう。
なんて、よく見なくても分かる。
俗に言う。
壊れた…である。
ふらりと来たダイニングでテーブルの上に、何かあるなぁ〜なんて思った。
それは近くに寄っても見たことのない物体で。
でもこの物体が何なのかは想像は出来た。
俺はそれを持ち上げた。
う〜ん。
やはり、これはゲーム機…かな？
大貴「雄兄。どうしたんだ？」
後ろから急に声を掛けられて、ゲーム機？に集中していた俺は驚いて手を離してしまった。
で。
重力に逆らわないゲーム機？は床に激突。
ゲーム機？は更に分解された。
大貴「雄兄。それ！」
雄也「これが何か知ってるのか？」
大貴「それ…裕翔と侑李が遊んでたゲーム機」
雄也「あっ。やっぱり、ゲーム機か………って裕翔と…侑李…？」
大貴「この間、うちの倉庫で見つけたんだ。面白そうだから…って2人で遊んでた。ヤバイぜ。今、どハマりしてるやつだから」
雄也「嘘！どうしよ……」
裕翔と侑李はゲームが大好き。
ゲームをするとなったら、必ず、2人でしている。
そして、邪魔をしたらそれはそれは怒る。
2人のゲームを止められるのは宏太の怒声か光の食事宣言のみ。
宏太と同じ双子なのに俺の場合は「うるさい」「邪魔するな」の一言で片付けられた。
その時の2人の冷たい態度を思い出し、俺の思考は当然パニックに陥った。
雄也「どうしたら〜？」
大貴「素直に言うしか…ってか、謝るべきか？」
俺に声を掛けた大貴も少しパニくってる。
雄也「そうだ！新しいの買おう！そして、謝ろう」
俺はそう思い立って、すぐにパソコンを開いた。
数時間後。
俺は項垂れていた。
まさか、40年前から作られていない古いゲームだったとは。
中古も探したけれどもなかった。
どうしたものか？
やはり、ここは謝るべきか？
いや。
謝るのは当然として。
問題はゲーム機だ。
もう、使えないと知ったら、がっかりするだろうな。
どハマりしてると言っていたから。
っていうか。
うちの倉庫は古いものを残しすぎだろ。
ギターといい、カメラといい。
……………カメラ？
そうだ！
涼介だ！
前に涼介は裕翔の古いカメラを修理した。
もしかしたら、これも。
俺は望みとゲーム機を持って管理室に直行した。
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hina(プロフ) - 半チャーハン大盛さん» 有難うございます。最後まで頑張ります。ところで私は「様」を付けるほど偉くないので気軽に呼び捨てでいいですよ。 (2019年1月23日 21時) (
レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» 有難うございます。お言葉を励みに頑張ります。 (2019年1月23日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
半チャーハン大盛(プロフ) - hina様の作品はどれも面白くて、とても続きが気になるような作品ばかりで驚かされてます!!今回の作品も毎日更新を楽しみに待ってます!!体調に気をつけて頑張ってください。応援してます!! (2019年1月23日 1時) (レス) id: d24a986904 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - とても見入ってしまう作品でした！！！更新頑張ってください！！！楽しみに待ってます！！！ (2019年1月22日 2時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 渚さん» 2度目のコメント有難うございます。これから色々分かってきますのでお付き合い下さい。 (2019年1月7日 20時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina | 作成日時：2018年12月20日 20時
