検索窓
今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:18,337 hit

6 ページ7

目覚めると「心配したぞ〜」と泣きながら兄ちゃんズが抱きついてきた。

心配かけちゃったな。

って、思っていたら。

勝手に家を抜け出したことでこってり怒られた。

止めなかったリュウも。

『我は止めたのよ』なんて、ぶつぶつ言っていたけれど、最終的には一緒に行ったのだから『ごめんなのよ』って謝っていた。

ただ、代弁したことについては触れなかった。

それはきっと、あの子の心の傷が癒えたからだろうと思う。





なんにせよ。

今回の事で『僕は1人で外を歩けない』と知った。







因みに次の日、裕翔先生があのイチゴ尽くしクレープを買って来てくれたのには驚いた。





涼介「え?お持ち帰り出来るの?」

裕翔「クレープは殆ど出来るよ」





僕ってば、どれだけ世間知らずなんだ。

なんてちょっとだけ、ショックを受けていたら。

光「お前、それを早く言わんか!」

慧「それを知っていたら、涼介があんな苦労しなかったのに」

兄ちゃんズもなかなかの世間知らずだった。





よく考えたら、兄ちゃんズも僕に付き添って殆ど外出しない。

外出しても仕事や実家関係だけだし。

買い物はお手伝いさんがしてくれるし。






何はともあれ、兄ちゃんズに心配をかけるのはもう、止めようと思った。





だけれども。

家を抜け出し、知り合いと会い、一緒にクレープを食べて、何だか冒険みたいで楽しかった。

その気持ちだけは変わらない。

僕はリュウとこっそり笑い合った。

困惑の代弁師 1→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
103人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:hina | 作成日時:2023年5月20日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。