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どういうこと?

何で今の俺達の状況が分かるんだ。

これはただの映像のはず。

皆も訳が分からずといった状況で頭を捻っている。

そんな俺達の様子を見て、映像の父さんが話しかけてきた。

父『突然、すまなかったな。まず、俺達の事を説明するべきだった』

映像の父さんと会話が成立している。

本当に?

俺は半信半疑で恐る恐る映像の中の父さんに話しかけた。

光「説明…って何…の事?」

父さんは俺に視線を向けると微笑みながら

父『この状況の父さんと母さんのことだよ』

「「!!」」

俺達は今度こそ確信した。

映像の中の父さんは俺達を認識している。

その上で会話しているんだと。

でも、そんな技術、今の世の中あるはずがない。

宏太「父さん、説明してくれ。頭が困惑してる」

父『実は今の父さんと母さんはAI、つまり人工知能で話をしている』

侑李「人工知能……?」

父『そうだ』

宏太「待ってくれ!確かに人工知能は存在している。だがそれはロボットに対してだけだ。
生きていた人間の人工知能なんて…あり得ない」

父『そのとおり。人工知能の搭載は作られたロボットが対象。俺達の場合は特殊だ』

侑李「よく分かんない」

母『そうね。このボードの中には私の人物と賢者証明カード。それにお父さんの人物証明
カード、一般の人工知能、私達全ての情報が記録されたメモリーが搭載されている』

父『要するに一般の人工知能と俺達の情報が合わさって、父さんと母さんの人格を作っているってことだ』

大貴「じゃあ、父さんと母さんはあくまでもプログラムで話しているんだ」

父『そういうことだ』

父さんは簡単にそう言うが、これがプログラムだなんて信じられない。

だって、目の前で話しているのは俺の知っている父さんと母さんなんだから。

裕翔「なんか…信じられないや。これがプログラムなんて」

侑李「うん」





宏太「このボードは誰が作ったんだ?」

父『その事については真実の中で話す』

雄也「真実?」

父『そう。お前達は真実を知る為に来たんだろう?その為にボードを持って賢者の研究所に来た』

母『このボードは真実を語る為に作られた物よ』





そうだ。

驚くような出来事で忘れていたが俺達は真実を知る為に来たんだ。

宏太「じゃあ、話してほしい。真実を」

俺は宏兄の言葉に生唾をこくんと飲み込んだ。

第13章 こーた 1→←ひかる 1



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 家族   
作品ジャンル:タレント
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hina(プロフ) - 涼介さん» 随分前にコメント下さったのに返事遅くなってご免なさい。面白いと言ってくださって嬉しいです。有難うございます。 (2021年4月21日 22時) (レス) id: 255c6bfbbf (このIDを非表示/違反報告)
涼介(プロフ) - 天才すぎます。はい、ただただオモロい。失礼致しました。w (2020年12月26日 19時) (レス) id: d7d73abaf2 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - Rare fruitさん» 有難うございます。以前にも誉めて頂いて嬉しい限りです。尊敬は照れますね。 (2019年3月15日 7時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - 完結おめでとうございます。hinaさんの作品はどれも最初から設定がしっかりしていて、わくわくする展開の連続で、すごいなあと尊敬しています。新作すごく楽しみです!待ってます! (2019年3月13日 22時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» 本当にいつも嬉しいお言葉、有難うございます。来週あたりにお話、出せたらいいなと思っております(あくまでも予定ですが) (2019年3月7日 22時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hina | 作成日時:2019年2月1日 21時

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