ゆーや 1 ページ15
圭人「俺、そんな事になってるなんて知らなかった」
光「涼介は研究が楽しくて研究所にいると思ってた。実際、そう言われたし」
大貴「なんでほんとの事言ってくれなかったんだ」
父『あの頃のお前達は自分の事で精一杯だったからな』
つまりは涼介を研究所に預けた3つ目の理由、家庭環境にあった。
とは言え、俺は知っていたんだよな。
この事。
今は忘れているけれど。
宏太「続きを話してくれ」
父『涼介が遺伝子を取り出す処置に耐えられるようになったのは予測通りの10歳の頃だった』
無事、遺伝子を取り出す事に成功した。
結果。
かなりの確率で感染に効く薬も完成した。
だけれども。
これがきっかけで最悪な事が涼介に訪れた。
免疫力を持っていないウイルスに感染してしまったんだ。
この時はまだ、感染に効く薬が出来ていなかった。
あるのは確率半分の薬だけ。
望みをかけて飲み続けたけど、遅らせるだけで治りはしなかった。
唯一の救いは涼介の感染は人に移らないものだったから、面会は許されていた。
でも、感染による体力の消耗は激しかったから、外出は出来なかった。
もちろん、家に帰ることも…。
だから、俺と宏太は学校の帰りに、父さんは仕事の帰りに出来るだけ研究所に通った。
母さんは仕事や家事の合間を見つけて涼介の元に訪れた。
慧は研究所で寝泊まりする事が多かったのでほぼ毎日、顔を出していた。
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hina(プロフ) - 涼介さん» 随分前にコメント下さったのに返事遅くなってご免なさい。面白いと言ってくださって嬉しいです。有難うございます。 (2021年4月21日 22時) (レス) id: 255c6bfbbf (このIDを非表示/違反報告)
涼介(プロフ) - 天才すぎます。はい、ただただオモロい。失礼致しました。w (2020年12月26日 19時) (レス) id: d7d73abaf2 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - Rare fruitさん» 有難うございます。以前にも誉めて頂いて嬉しい限りです。尊敬は照れますね。 (2019年3月15日 7時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
Rare fruit(プロフ) - 完結おめでとうございます。hinaさんの作品はどれも最初から設定がしっかりしていて、わくわくする展開の連続で、すごいなあと尊敬しています。新作すごく楽しみです!待ってます! (2019年3月13日 22時) (レス) id: 362d8b3af6 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» 本当にいつも嬉しいお言葉、有難うございます。来週あたりにお話、出せたらいいなと思っております(あくまでも予定ですが) (2019年3月7日 22時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hina | 作成日時:2019年2月1日 21時