記者会見 ページ33
煙鴉は一命を取り留めた。警視総監が煙鴉の逮捕の会見を行う。斑目くん、鯨岡さん、私もその場で見守っていた。司会者が話そうとしたところでマスコミが声を上げる
「真鍋警視総監、および橘総理大臣に連なる虹の見える丘公園分譲地疑惑事件の動かぬ証拠を入手しました
関与した人物の日誌やメモ帳も独自に入手してます。資料をどうぞ」
他のマスコミも資料を見ながらざわめきだす。これは全て鯨岡さんの仕業だった
「警視総監。真鍋が悪なのは入った時から分かってた。亡くなった北岡美咲…煙鴉の奥さんは私の親友。個人的にこの事件を調べた。腐敗は一目瞭然。だけど被害者は男の子一人。たった一人のために動く者はいなかった。煙鴉以外にはね」
「それで?」
「私にできることは親友の愛した男を守ること。その為に、Aちゃんも含め警視庁の中でも絶対に大丈夫なメンバーを私が集めた。それが13係。出世しかないバカなフリしてね?」
「Aさんは…」
『私は父と煙鴉…北岡さんが昔から友達で小さい時からお世話になってた。20年前のあの事件があって北岡さんは煙鴉となってしまったのも知ってた。だから、少しでも助けることができないかと思って警察官になったの。個人的に警視総監のことを調べていたら鯨岡さんに出会って北岡さんを助ける為に13係に誘われたの』
「Aちゃんがいたから13係をまとめられたんだと思うわ」
そして、気づいたら真鍋警視総監は会見場から逃げるところで斑目くんが真鍋に向かって言っていた
「警察、舐めんなよ」
95人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mata.nab | 作成日時:2019年11月28日 14時