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夜、部署にて鬼塚さんも呼んで5人で話し合う
「つまり、オペ室の誰かに成り済まして忍び込むんですよ。それで安斎が話すのを録音する。オペ室には鬼塚さんは入れるんですよね？」
「あぁ…私は…だけど…」
「安斎に反感を持っていて他に協力してくれそうな人は？」
「みんな内心は嫌ってます。でも先生の力を恐れてるから…それにオペ室に入れるのは限られた人たちだけです」
「だから逆にオペ室ではリラックスしてしゃべるんか」
「あっでも先生は高名なのでオペに見学に来られる先生たちはいます」
「それや！それに成り済まそう」
「じゃあ俺がその成り代わるドクター説得する」
「私もオペ室のスタッフ密かに説得してみます」
ーーー
作戦の計画が進み、実行当日になった。各自準備をしていく
『斑目くん頑張ろうね！』
「はい！！」
斑目くんは臨床工学技士の助手として宝塚さんは見学医師として手術に参加する。私と皇子山さんは外で待機だ
『うーん、』
「大丈夫だ」
不安がる私の背中を皇子山さんはさすってくれた。その時、ボイスレコーダーからイヤホンに通じて「先生のピッチに付いてる、USB…」と聞こえる。
『皇子山さん…』
「あぁ」
急いでロッカールームに行き安斎先生のピッチに付いているUSBを見つける。結局、一度オペ室から追い出された斑目くんは患者に成り済ましてオペ室に戻り全て録音していたのだ。看護部長の鬼塚さんと宝塚さんのハッタリも効果があり、架空のオペは幕を閉じた
『あ〜うまくいってよかった！』
「そうだな、今日飲みにでもいくか？」
『いいですね！宝塚さんと斑目くんも誘いましょう！』
「あ、あぁ…(2人がいいなんて言えない)」
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作者名：mata.nab | 作成日時：2019年11月28日 14時
