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翌日、全員で会社を張り込む
「よりによって、こんな時にシンポジウムかよ」
「七海が来たら俺がついていく周囲の人間に警戒や」
そして、七海が到着する。斑目くんも合流したようだ。数分後スーツを着た団体が到着する。団体に紛れてると考え全員で煙鴉を探し回る
「な、何だこれ…七海の周り全員スリだ。10人いや30人はいる！」
その時、七海とぶつかった人がいた咄嗟に左門さんが「やったな？」と声をかけ全員で取り押さえる。結局、盗んだものがなく逮捕できなかったため職質をかけたが当然、誰も何も話さなかった
ーーー
ー13係ー
「煙鴉が仕込んだんだ。スリ達にスーツ着せて」
「そこまでして盗った手帳の中身は？」
「大したこと書いてないの一点張り。でも何か隠してる、あの七海も」
「ガイシャのほうにも秘密があるってことか」
「煙鴉はその手帳に書いた何かの情報を集めてるってことですか？」
「皇子山くんはもう一度病院の方とその「虹」との関連を調べて。他の人たちはガイシャたちの繋がりを。煙鴉は必ず第2、第3の犯行を行うから 以上」
「待ってくれ、斑目を捜査から外してくれ」
「どうして？」
「こいつは本気で捕まえようとしてない。むしろ友達を追いかけてるみたいだ。邪魔なんですよ。それにこいつがいるとまた煙鴉に利用される」
「そうなの？斑目くん」
「いや…」
「捕まえる気がないなら捜査しなくてもいいって言ったわよね？ただし、今まで煙鴉からどんな事を聞いて来たかは思い出して報告しなさい。そこにきっとヒントがある。警察手帳置いて去る前にね」
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作者名：mata.nab | 作成日時：2019年11月28日 14時
