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皇子山さん 5 ページ19
あの後、みんな徐々に帰って行き、残るは皇子山さん、斑目くん私の3人になった。そろそろ私も帰ろうと思い席を立つと皇子山さんに声をかけられる
「帰るのか?」
『はい、皇子山さんはまだ残ります?』
「いや、俺も帰る。送ってく」
『斑目くん先帰るね、早く帰るんだよ?』
「はい、ありがとうございます」
ー帰り道ー
『妹さんのこと…』
「あぁ、言わなくて悪かった」
『いや、そんな…』
「妹が盗まれた日、俺に電話がかかってきた。俺はその時、仕事に追われていて話を聞かなかった。その3日後に妹は亡くなった…もう大切な人を失いたくない」
『私はどこにも行きません。皇子山さんの隣にずっといたいです』
「フッ」
『なんですかー?』
皇子山さんは悲しい顔から、優しくてちょっと意地悪な顔になった
「A、煙鴉の件が終わったら一緒に住もう」
『え?』
「ずっと一緒にいんだろ?」
『はい!』
はやく煙鴉の事件が”全て”終わればと願った
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作者名:mata.nab | 作成日時:2019年11月28日 14時