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▽ ページ28
煙鴉が次は官邸に忍び込んだ。しかし、何を盗まれたのか教えてもらえず狙いが何だったのか分からないでいた
「…官房機密費や」
「官房機密費?」
「年間約30億円程が内閣官房の金庫に納められます」
「常時2億円近くが金庫に置かれていると。それでも煙鴉が必要なのはその中に置かれている引き継ぎ帳じゃないでしょうか?」
『引き継ぎ帳?』
「金銭出納帳のようなもので金の出所が事細かに書かれています」
「そうか…そのノートがあれば橘総理大臣が誰にいくら配ったか分かる」
「恐らく、虹の見える丘公園の対策費用として相当額配ってる」
「これが公開されたら日本中が大騒ぎになるぞ!」
そこへ、すごい勢いで王子山さんが13係に入ってきた
「どうしたんですか?」
「係長は?」
『風邪で休んでますけど』
「やっぱりな〜ハメられたぞ!係長に!俺たち13係全員、今日付で懲戒免職だ。斑目が煙鴉と内通していたこと、そして発砲されたこと。それを俺たち全員で隠蔽したことになってる」
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作者名:mata.nab | 作成日時:2019年11月28日 14時