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隠蔽 ページ49

スカートからパンツに着替えて病室の見回り捜査を再開しているとピッチがなる。宝塚さんからだ。なにやら斑目くんが発見したらしい。集合の声がかかった



『手術?』


「そうなんですよ、知ってました?あの安斎先生、論文の症例数稼ぐために手術ミスの隠蔽をしてたって、ひどくないですか?」


「お前なネットの書き込み信じてんのか?」


「いやでも、病院の中でも噂は広がってるらしいんですよ。だからおじいちゃん執刀の先生を代えてほしいって言ったけど無理だって」


「そりゃそうやろ」


「なら、他の病院に行ってくださいって冷たく言われて。そんなのあのお年で「はいそうですか」…っていうわけにいかないじゃないですか!」


『この病院はあの先生の力が絶対、とういのは聞いたことがあるなぁ』


「ひどくないですか、それ」


「せやけどな…それうちらの仕事とは関係ないやろ。うちらはプロや、ホシ挙げるのが仕事!仕事せえ!」


「どんな状況でも結果出すのがプロや」



そういって宝塚さんは出て行く。どうにかしたいが、今の私たちにはどうにもできない


『斑目くん戻ろう?』


「はい…」

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作者名:mata.nab | 作成日時:2019年11月23日 9時

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