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各自、変装するために着替える
『美希ちゃんは研修医?斑目くんは看護師?』
「あっAさん!Aさんも看護師なんですね!お似合いです!」
『私も医者が良かった〜コスプレ感強くて恥ずかしい』
「Aは、看護師でええねん。Aの姿を見た皇子山の顔…あ〜想像するだけでおもろいわ」
『ちょっと!宝塚さん!』
「まあなんでもええわ、うちは他所の病院から勉強に来てる医者やからな」
「はい」
「看護師は顔が割れてる確率が高い。その点、研修医の方がまだ馴染みないねん。左門は外来患者のフリをしてうろついてる。勝手田も清掃員に成り済ましとる。とにかく週明けで混んでる。ホシが潜んでる可能性が高い。見つけ次第行確で現逮や!しっかりやれよ!」
「「はい!」」
ーーー
とりあえず看護師の斑目くんと共に行動していると、患者さんの付き添いの方に声をかけられる
「あの…」
「はい」
「うちのがしんどくって立ち上がれないっていうんです」
『大丈夫ですか?すぐに車椅子お持ちしますね!』
車椅子を発見しとってこようとすると、その場に私たちを怪しんでいる看護師がいた。車椅子をとってくるのは難しそう。斑目くんも気づいたようで、しゃがみ「うちは真心看護なので乗ってください!」と言い出した
「悪いわね」
付き添いの旦那さんは不思議そうにしていたが、斑目くんならうまくやってけるだろうと私は病室を見回ることにした
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作者名:mata.nab | 作成日時:2019年11月23日 9時