▽ ページ39
そして、最後の家の引きあたりが終わった。皇子山さんが車を回してくるといって駐車場へ行き鳥飼和子、美希ちゃん、私が家の入り口に残る。その時、携帯が鳴り2人から少し離れる。非通知から誰だろう…
『はい』
「A気をつけろ、狙われてる」
『ん?この声はケムさん?』
視線を感じ後ろを振り向くとナイフを持った覆面男が、ちょうど襲いかかってきた。私は2人を庇う。背中を切られたが、もう一度襲いかかってくると思い急いで立ち上がろうとすると皇子山さんが駆けつけて蹴っ飛ばしてくれた
「てめぇ何してんだこら〜!」
皇子山さんはすぐに犯人に殴りかかり蹴りを入れ捕まえた。宝塚さんと斑目くんも戻ってくる
「どないしたんや!…A背中切られてるやないか!」
『あー、大丈夫です!服を切られただけ』
「美希ちゃん、鳥飼さん大丈夫?」
「はい、Aさんすみません…」
「…」
『あー、この服お気に入りだったのに。残念』と呟くと、地元の刑事さんにナイフの犯人を任せて帰ってきた皇子山さんに「服なんて何着でも買ってやる、行くぞ」と頭をガシガシされ車へ向かって行った
「皇子山のやつ、またAに怪我負わせたと思って焦ったやろな〜」
『皇子山さんのせいじゃないのに…』
「あのナイフの男、取り調べで絶対ボコボコにされんで〜」
125人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mata.nab | 作成日時:2019年11月23日 9時